ビートたけし、中小企業が経済停滞要因と話す東国原を注意 「おまえ…」
ビートたけしが中小企業が経済停滞の要因と話す東国原英夫にマジ注意を…。
19日放送の『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)で、ビートたけしが東国原英夫の発言に注意を与える一幕があった。
■日本の職人技を取り上げ
日本の職人による「唯一無二の技術が評価されていない」というテーマで出演者が議論をしたこの日の放送。
たけしは「うちもペンキ屋だから、職人と仲いいんだけど、ヤスリがけのおやじと話したら、鉄をヤスリで細いのでやるんだけど、1回こすると熱を帯びるんだって。鉄が膨張するから」と話す。
そして「これを冷めるのを待たなければいけないって。何ミクロンっていうやつだから、1回手でこうやっただけでも違うんだよ、たけちゃんって。触ってわかるよ俺はっていう」と職人技を評価するコメントをした。
■東国原が中小企業に持論
東国原は「そうは言ってもマクロでみると、日本の成長力ってのが海外よりやっぱ見劣りしてるわけですよ。全体の経済のマクロで見たときに」と指摘。
続けて「その足を引っ張ってるのは、やっぱり中小企業じゃないかなと。この生産性じゃないかなと。諸外国と生産性の数字を比べてみると、やっぱり日本は落ちます」と力説する。
阿川佐和子が「なんで中小企業が足を引っ張っているんですか?」と質問すると「今の生産性の問題です。生産性っていうのは付加価値じゃないですか。高いものが売れる。そうすると従業員の数なんかで割ると、これが生産性」と説明した。
■千葉工大・古田氏が反論
千葉工業大学未来ロボット技術研修センター所長の古田貴之氏は「逆じゃないですか?」などと、東国原の持論に反論する。
しかし東国原は「やっぱりね、中小企業を守って。それは政治の関係ですが、中小企業さんというのは票を持っていますから。『この人たちを守りなさい、守ってください』って政治家に言うと、政治家はそれを守らざるを得ない」とコメントした。
■たけしが東国原を注意
古田氏が「志がなさすぎる」と嘆くと、たけしも「おまえはそんなことを言っているから、宮崎県の知事を落ちたんだよ。票の温床じゃねえかおまえ。あれだけ持っているのに、なんでおまえはそれだけしかないんだ」と注意を与える。
師匠から厳しい言葉を受けた東国原は「中小企業が悪いとは言ってませんよ。でも、あきらかに今回コロナの持続化給付金等々で、やっぱり温存した成長産業のジャンルってあるんですよ」と持論を展開していた。
・合わせて読みたい→ビートたけし、『TVタックル』で日本企業や研究者に苦言 「失敗する情熱がない」
(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)