川に飛び込んだ10代女性がサメに襲われ大出血 友人の目の前で死亡する事態に
海外で暮らす夢は、一瞬で砕け散ってしまった。
川で遊んでいた16歳の女性が、友達の目の前で命を落とした。まさかの出来事について、『People』など海外メディアが伝えている。
■楽しい一時を過ごしたが…
オーストラリアで暮らしていたステラ・ベリーさん(16)が友人たちとパースの川に行き、ジェットスキーを楽しんだ。ステラさんは近くに“イルカの群れ”らしきものを発見し、その近くで泳ごうと川に飛び込んだところ、いきなりサメに襲われて大出血した。
通報を受けた当局が現場に急行しステラさんを引き上げたが、その場で死亡が確認された。この川でサメに襲われて人が死亡するケースは、実に100年ぶりのことだという。
■詳細は判明せず
ステラさんを襲ったサメの種類については「オオメジロザメではないか」と推測されているが、当局も断定はできずにいる。
オオメジロザメは2021年にも同じ川で50代男性を襲ったといい、「攻撃的になることがある」と専門家が説明していた。川に住み着くことがあり、日本でも川での出没が何度も報じられている。
■学校関係者も弔意
ステラさんが在籍していた学校の校長は、「ご遺族、お友達の苦悩は計り知れません」「ステラさんはマラソンにチャレンジしたい、学校を卒業して海外を旅したいと望んでいました」「周囲の人々を明るくし、良い影響を与えてくださいました」と弔意を示した。
悲惨な最期を目撃した友人たちがひどいショックを受けているため、警察はただちにカウンセラーを手配。関係者の立ち直りを支援することを発表している。
■家族の悲しみは深く
ステラさんの両親も声明を発表し、「娘は思いやりのある子でした」「今はかわいい娘を亡くして打ちひしがれており、ショックを受けた状態です」「卒業後はヨーロッパで暮らす予定を立てていました」などと明かした。
春休み、またゴールデンウィークに海外に行きアウトドアを楽しむ計画を立てている人も多い。海、川、山などに行く前にまずは十分に情報を集め、「危険」と噂される場所には絶対に近寄らないほうがいい。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)