「いろんなものを探し求めてる」 足立佳奈が最新作『Seeker』で表現した今の自分

足立佳奈が4thアルバム『Seeker』をリリース。作品に込めた想い、そして今後の目標について本人に聞いた。

■新曲『Seeker』に込めた思いは…

───今作、様々なタイプの楽曲が収録されバリエーションに富んでいると感じましたが、中でも印象深い楽曲はありますでしょうか。

足立:『カンパイ』は10月15日に始めて岐阜県で凱旋ライブをしたのですが、ライブ後に友達と過ごした時間を曲にしてみました。編曲をしてくれたのが凱旋ライブのバンドメンバーでレコーディングもそのメンバーに演奏してもらって、自分としては納得の歌詞やメロディに仕上がりました。制作過程もかなり思い出深いものになったなと思います。


一方で『今が一番ここちいい』は、作詞・作曲・編曲を自分でやりました。とても心がポカポカ温まって優しい気持ちになるような楽曲ですので、ぜひ皆さんにたくさん聴いてもらいたいなと。一対一であなたに向けて歌っていると思って、イヤホンで聴いていただけると嬉しいです!


───そして、今回のアルバムのリード曲『Seeker』。どのような楽曲に仕上がっていますか

足立:自分が憧れている友人がいて、その人を曲の中でSeekerと呼んでいるんです。友人なのですごく身近な存在なんですけど、近い存在と思えないくらい憧れる人。


彼女は「楽しむ」ということを大切にしていて、どんなときも誰といてもその場を、人生を楽しんでいる…そんな姿がかっこいいなと思っているんです。同級生のはずなのに100年くらい前から生きてて年を偽ってるんじゃないか? と思うくらい寛大なんですよね。


側にいるだけで必然的に彼女の色に染まる感じがして、そういう“自分の軸”を持っている女性になりたいと思い今回『Seeker』という曲を書きました。


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■おすすめの聴き方とは?

足立佳奈

同作の「完全生産限定盤」には、過去にリリースした楽曲を厳選したDISC2が付いてくる。どういった基準で選曲を行ったのか。

足立:今までの私の楽曲の中から多く聴いてくださったものを選んで、そして私自身がこれからも皆さんに聴いてもらいたい楽曲を追加して12曲にしました。


───メジャーデビュー曲『笑顔の作り方~キムチ~』も入っていて、足立さんの軌跡を辿れますね。DISC2→DISC1の順で聴くと成長や進化が感じられそうな印象を受けました。

足立:そうなんです! もちろんDISC2の中でも1から12まで聴くとガラリと印象が変わるような聴き心地なっていると思うんですけど、DISC2、DISC1の順に聴いていただくと、足立佳奈の進化が感じられると思います。当時、私が大切にしていた想いとか、声の変化とかも楽しんでいただけたら嬉しいなと思います!


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■今後の目標は…

デビュー5周年を迎え4thアルバムも完成した現在、抱いている目標を尋ねてみた。

足立:直近の目標でいうと、このアルバムを引っ提げての全国ツアー『ADACHI KANA LIVE TOUR 2023 -Seeker-』で、新しい足立佳奈を見せていきたいなと思っていきます。


新しいというのは、歌唱のレベルアップだったり空間の作り方だったり…皆さんに最後に「なんかこのライブ良かったな」と思ってもらえるよう、進化してツアーに臨みたいと考えています。


あと、以前から合唱曲を作りたいとも思っていたのですが、5周年記念ライブでアンジェラ・アキさんの『手紙~拝啓 十五の君へ~』という曲を歌わせて頂いて更にその思いが強まりましたね。しっかりと段階を踏んで技術を磨いたうえで制作していければなと。


───最後にファンの方へ向けたコメントを頂けますでしょうか。

足立:デビュー5周年を迎えた節目に『Seeker』というアルバムをリリースできたことを嬉しく思います。作れたことも嬉しいですが、受け取ってくださる人がいることが何より嬉しいし感謝をしています。ありがとうございます。これからも、足立佳奈の変化を楽しんでいただけるように活動していきますので、応援のほどよろしくお願いいたします!

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(取材・文/Sirabee 編集部・木根 大心

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