小顔マッサージで腫瘍が発見された女性 ステージ4のがん宣告受けるも…
「普段の健康観察を怠らず、検診もしっかり受けて」と女性は世間に訴えている。
小顔マッサージによってリンパの流れを良くすることでむくみが取れ、スッキリと見えるようになる。だがアメリカのある女性が、その最中に「しこり」を発見し、ガンだと判明した。アメリカの『NEW YORK POST』やオーストラリアの『7 NEWS.com.au』が報じている。
■顎のラインにしこり
アメリカ・アラバマ州のモビールに暮らし、不動産会社に勤めるヘレン・ベンダーさん(26)が、「helenbender」のアカウント名でTikTokに動画を投稿した。
「かっさプレート」を用いての中国式・小顔マッサージにハマっていたヘレンさんは昨年4月頃、あごのラインにしこりを発見。よく風邪をひくため、「リンパ腺が腫れたのかも」とあまり気に留めなかったという。
■5年前にガンを経験
しこりに痛みはないものの少しずつ大きくなっていく気がしたそうで、不思議に感じたヘレンさんは皮膚科を受診した。すると医師の表情はみるみる変わり、「これは顎下腺腫瘍。今すぐ頭頸部腫瘍の専門医がいる病院を予約してください」と言われてしまった。
そのときヘレンさんが思い出したのは、5年前に背中のほくろががん化したこと。「すでに寛解していて、痛みもないのですっかり安心しきっていた」という。
■全身に散らばっていたがん
最短で空いていた数週間後にCTスキャンの予約を済ませ、家族旅行に出かけたヘレンさん。しかしその旅先で、右の鎖骨付近に別のしこりがあるのを発見した。
不安が募ったヘレンさんは、全身のCTスキャンを受けることに。その1時間後に医師から「今すぐ病院に来て」と連絡があり、20個近い腫瘍が膵臓、両肺を含めた全身に広がり、ステージ4に達しているという恐ろしい事実を知らされた。
■治療は順調
医師は「最悪の症例では、宣告から6週間しか生きられなかった患者さんもいます」と宣告。ヘレンさんが最もつらかったのは、帰宅して両親に真実を伝えることだった。
ところが免疫療法が始まると、みるみる効果を実感。治療開始から7ヶ月が経過した今、ヘレンさんは医師から「このままうまくいけば、2年以内に寛解も」と言われている。感謝の気持ちとともに、あと1年半続く免疫療法に望みをかけているという。
■大きくなり続ける腫瘍
@helenbender TW: Large tumor and very unflattering photos of me 🙂 #cancer #immunotherapy #dermatologist #doctorsoftiktok #skincare #sunscreen
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)