空の旅で客室乗務員に嫌われる行為とは… 悪気なくても迷惑になることも
フライトの最終段階にありがちで、嫌がられてしまう行為とは…。
新型コロナウイルスも一服ということか、先のクリスマスあたりから本格的な旅行をする人が急増している。空の旅もかつての人気を取り戻したといわれるなか、このほどイギリスの『Metro』がある客室乗務員のFacebookを紹介し、話題になっている模様だ。
■フォロワーが130万人を突破
『Metro』が注目したのは、FacebookほかSNSに「A Fly Guy’s Cabin Crew Lounge」というアカウントを持つ男性の客室乗務員だ。
そのページは、世界の空を飛び回る客室乗務員同士がさまざまな情報を交換できるようにと立ち上げられたもので、フォロワー数は130万人を突破。コメントを見ても、参加者の国籍やエアラインはさまざまだ。
■こういう乗客は嫌われる
接客のプロである客室乗務員にも、苦手意識はある。傲慢で無作法な態度をとる乗客、美人な客室乗務員にちょっかいを出す男性の乗客、そして「上空で体調を崩す要因です」と説明しても、何杯でもお酒を要求する客には辟易とするはずだ。
そして遅刻する、隣や前に座る客とトラブルを起こす、飲食物のカートが通るのに足を引っ込めない客も迷惑な存在に違いない。
■典型的な迷惑客
その「A Fly Guy’s Cabin Crew Lounge」に、エミレーツ航空の元客室乗務員であるジェイ・ロバーツさんは「最も嫌なのは、カートでサービスしている最中に『トイレに行く』と立ち上がる客」とコメントした。そのせいで何メートルもカートを後退させられるからだ。
それに続いて「飛行機が着陸した瞬間、1番に降りようと出口に突進する客」「フライト中に頭上の棚を利用し、カバーを閉じない客」、さらに「赤ちゃんの汚れたオムツをそのまま手渡す親」「裸足でトイレに入る客」といった声も寄せられた。
■意外な迷惑行為
そして意外なほど嫌われているのは、フライトの最後にゴミを含めたすべての物を一気に渡してくる客だそうだ。プラスチック、可燃ごみ、ヘッドホンなどは着陸態勢に入る直前に別々に回収されるので、そのタイミングできちんと協力してほしいという。
また、客室乗務員は搭乗時に『ようこそ』と声をかけるが、前述のジェイさんは「それを無視する客が嫌い」とコメント。すると「私たちがギャレーで食事しているときに来て、話し込む客も苦手」という声も。
客室乗務員の笑顔には笑顔を返す、彼らの貴重な休憩時間を邪魔しない、そんな思いやりを忘れない乗客でありたいものだ。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)