高知では常識の看板、何かがおかしい… 「違和感の正体」に他県民からツッコミの嵐
高知県の日常風景が他県民からすると「異文化すぎる」と話題。看板に記された内容に、ツッコミの声が寄せられており…。
カルチャーギャップを体験できるのは、海外旅行だけとは限らない。自分の中で「常識」と考えていた事柄が、他県民には「異文化」として映るケースは往々にして起こり得る。
以前ツイッター上では「高知県の日常」を表す看板の内容に、他県民からツッコミの声が多数寄せられていたのをご存知だろうか。
【関連記事】完全に初見殺しな看板、その正体にゾッとした 「直進して下さい」と思いきや…
画像をもっと見る
■常識を覆す看板が…
今回注目したいのは、オンラインショップ「高知かわうそ市場」のツイッターアカウントが投稿した1件のツイート。
こちらの投稿には「みなさん、こちらが県外民には理解できない高知の喫茶店の看板です」と意味深な1文が綴られており、コーヒーショップの外観を写した写真が確認できる。
一見すると何の変哲もない光景だが…こちらの看板には「モーニング一日中やってます」という、思わず「モーニングって何だっけか?」と首を傾げたくなってしまう情報が記されていたのだ。
■「太陽が沈まない地、高知」
通常の喫茶店では、モーニングメニューの提供時間帯はオープンから11時ごろまでが主流。
そうした既存概念を見事ぶち壊してくれた前出のツイートは、投稿から数日で3,000件以上ものRTを記録し、他のツイッターユーザーからは「それもう、モーニングじゃないだろ…」「確かに県外民からは理解できません。でも少し羨ましい」「太陽が沈まない地、高知」といったツッコミの声が多数寄せられていたのだ。
一方で、愛知や岐阜のユーザーからは「こちらの地元でもよく見かけます」といった声が上がっており、「モーニング大国」は高知の他にもいくつか存在する模様。
■高知の喫茶文化、異次元すぎる…
話題のツイート投稿主である「高知かわうそ市場」担当者は、ツイートの経緯について「日頃から高知のおもしろ情報を投稿しているのですが、高知のモーニング文化はなかなか独特だし、看板があまりにもストレートな表現で面白かったので投稿してみました」と振り返っている。
出身は関西だが9年ほど高知で生活しているそうで、「高知は喫茶店が比較的多いのですが『純粋にコーヒーを飲みに行く場所』というより、食事をしに行くお店というイメージが強い気がします」ともコメントを寄せてくれた。
その後も「モーニングを1日中提供している店が多い」「モーニングはトーストとみそ汁のセットが基本」「モーニングについているコーヒー(紅茶)を飲んだ後に、さらにサービスで日本茶とお菓子が出てくる」「高知ならではのハブ茶を出してくれるところもある」といった驚きの情報が大量に寄せられ、聞けば聞くほど自分の中にあった「モーニング像」が破壊されていく感覚に…。
こうした変わった文化の背景について、あらゆるジャンルの飲食店が加盟する「高知県喫茶飲食生活衛生同業組合」に取材を打診してみたが、残念ながら回答は得られなかった。
モーニングの他にも、海鮮類や柑橘類など魅力的な「食文化」が楽しめる高知。ひょっとしたら、まだまだ他県民の知らない「驚きのルール」が潜んでいるかもしれない。