ある日失効する「ICカード乗車券」… その“期限”知らせるツイートが話題に
ICカード乗車券「Suica」を一定期間未使用だと失効するという豆知識がネット上で話題に…。
JR東日本、東京モノレールなどが発行しているICカード乗車券「Suica」。その“有効期限”について注意喚起する投稿がネット上で話題を呼んでおり、「まぢすか…」「期限あったんだね…」と驚嘆する声が次々上がる事態となっている。
■10年間未使用だと「Suica失効」
話題となっているのは2日に、とあるTwitterユーザーがつぶやいた内容。それは2014年に発売された記念IC乗車券「東京駅開業100周年Suica」に関することで、投稿によれば「10年間未使用だとSuica機能が失効する」という豆知識だった。
同ユーザーは「その後窓口持っていっても復活しない」という追加情報を記した上で、今後IC乗車券としての機能を維持したい人は一度使っておくことを推奨している。
■PASMO、ICOCAなども同じ仕様
当時、購入希望者が殺到したことで話題を集めたこの記念Suica。専用台紙付きとあり、コレクションとして未使用のまま保管しているファンが多くいることは想像に難くない。
しかし前述の通り、JR東日本が公開している「Suicaサービスに関する規約・特約」の「失効」に関する項目を見ると、カードの購入、電子マネーの使用やチャージなど、最後の手続きから10年間取り扱いが行われない場合、「Suicaに係る利用者の権利は失効」という記述がある。
ついでに調べてみると、関東圏の私鉄・バス会社などが発売する「PASMO」、JR西日本の「ICOCA」、JR北海道の「Kitaca」なども同じく最後の利用から10年利用がないと失効するとの説明が…。
■急に焦りだすユーザーも
今回の投稿はネット上でたちまち大きな反響を生み、記念Suica購入者と思われるユーザーから「やべえ これもってる」「有益情報ありがたい」「忘れない内に使わなきゃ」「日常使用しようかどうか悩むな…」と衝撃の声とともに、感謝の声が次々上がっている。
一方で、「どこやったっけなぁ…」「未開封のままどこかいってもうた」とその存在を急に思い出したユーザーや、「失効後もチャージ金額の払い戻しはしてもらえる」「iPhoneのSuicaに移行させると、デポジット分も含めて残高が移行できる上に、カードは手元に残るのでお勧め」と、さらなる情報を添える心優しきユーザーも散見されている。
■現在発売中の記念Suicaは…?
ちなみにJR東日本では昨年6月から15,000セット限定で、「鉄道開業150周年 記念Suica」を発売している。この商品は3月12日に販売終了予定だが、公式サイトを見るとまだ予定販売数には達していないとのことで買えるチャンスがある。
sirabee記者は念のため有効期限を調べてみた。すると、この商品に限っては「有効期限は2023年3月31日まで」との説明。つまりコレクションアイテムに全振りしている商品ということになるのだが、実際に電子マネーをチャージする人はその条件を把握しておいたほうがよさそうだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)