武井壮、陸上・ドルーリー朱瑛里選手の欠場に持論 「本人の意思を尊重して」
ドルーリー朱瑛里選手が過剰取材などを理由に大会出場を辞退。武井壮の意見は…。
6日放送の『バラいろダンディ』(TOKYOMX)で、武井壮が過度な報道などを理由に「全国中学生クロスカントリー大会」を欠場したドルーリー朱瑛里選手について語った。
■ドルーリー選手が欠場
番組は1月に開催された「全国女子駅伝」で17人抜きを演じ注目を集めたドルーリー選手が、5日の「全国中学生クロスカントリー大会」を欠場したニュースを取り上げる。
同選手は弁護士を通じて「過度な報道で精神的に疲れることが多かった」「学業や趣味まで報じられて戸惑っている」「可能な限り普通の生活をしながら陸上を続けていくことを希望したい」とコメントしたことが紹介された。
■陸上界の現状を語る
武井は「プロ野球やサッカーなど、いろんなスポーツがあるじゃないですか。選手の取材をするとか、その選手に対してインタビューを申し込むとか、囲んで何か聞くとかっていうことって、広報を通して選手やチームの許可を取ってやるわけじゃないですか」と語る。
続けて「陸上ってメジャースポーツなんだけど、選手はマイナーであって、しかも選手に取材の許可取りとか、あんまりないんですよ。競技場を出たところで記者が待っていて、捕まえるということもできるような状況になったりとかすることも、ままある」と指摘した。
■運営側の対応を要望
武井は「1番問題なのは選手に、それを受けるかどうかの選択肢があるっていうことが、あたりまえになっていない」とコメント。
そして「そこで記者が来ちゃったらバシャバシャと写真を撮られて囲まれて、『なんとか選手』って聞かれちゃう状態になっちゃっている。これは大会を開催する側とか協会とか、連盟とかそういったところが(対策を)」と指摘する。
さらに「全部の陸上大会で対策をするのは難しい」としたうえで「こういう話題になった選手が現れたときに、規制をしっかりと取れて、ご本人の意思を尊重して」と訴えた。
■動画の個人撮影にも言及
その後武井は「アマチュアスポーツもプロスポーツのような(広報)体制が必要」と力説する。
個人の動画撮影についても「撮ることじゃなくて、無断で掲載して、広告がついたりとか、しかも性的な目線で見られしまうような感じに編集されてしまっている」と指摘。
そして「こういったものも、ご本人もしくは関係者なりが、これは不適切だっていう通報をしたら、すぐ削除できるような仕組みを作らなきゃダメだと思う」などと語っていた。
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)