蛇愛好家の男性が毒蛇に噛まれ死亡 ヘリや救急車が出動するも間に合わず
すぐに助けを呼んだものの、男性の命は助からなかった。
以前から蛇が好きだった男性が、恐ろしい毒蛇に噛まれて命を落とした。救急隊が出動しパトカーも現場に急行したが手遅れになったことを、『New York Post』など海外メディアが伝えている。
■蛇に噛まれた男性
オーストラリア・クイーンズランド州で暮らしていた60代の男性は、過去に何匹かニシキヘビを飼育していたほどの蛇愛好家で、扱いにも慣れていたようだ。
そんな男性が、私有地で蛇に噛まれるというアクシデントが発生。手を噛まれたため救急車を呼んだものの、救急隊が到着する前に死亡した。
男性を噛んだ蛇についてはまだ特定には至っていないというが、複数メディアは「猛毒を持つイースタンブラウンスネークだったようだ」と伝えている。
■隣人は「すごい騒ぎだった」
現地にはヘリコプターが向かい、複数の救急車とパトカーも出動したという。
近所で暮らすミシェル・ヴァンドルディさんは「救急車が到着する前、奥さんがフェンス越しに『助けて』と叫んでいたと聞きました」「(知人たちが騒ぎに驚いて)『大丈夫か』と連絡してきたほどです」とコメントした。
男性には子供が2人いたというが、噛まれたときに一緒にいたかどうかは伝えられなかった。
■当局の見解は…
蛇の駆除業者で働く人物によると、現在クイーンズランド州は蛇の活動が最も活発な時期とのこと。暑さのせいもあり、続々と蛇が出てきているとも明かしている。
また今回のケースについて調べを進めている警察は、検視官に提出する報告書の準備を進めている段階だが、事件性については「ない」と考えているそうだ。
■もし蛇に噛まれたら…
蛇の種類はさまざまだが、被害に遭う人は日本でも少なくはない。特に心配な活動期は4月から10月頃で、幼稚園や小学校で課外活動が盛んな時期と重なる。教職員・保護者は行き先をくれぐれも慎重に選び、山などに行く場合にはもしもの場合に備えて対処法を知っておくのが望ましい。
もしも噛まれた場合、余裕があれば蛇の種類特定に活かせるよう蛇の写真を撮っておくと良いという。また運転できる人がいる場合、救急車を待たずに車で病院に直行してもらう手段もありだそうだ。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)