大沢たかお、『沈黙の艦隊』海江田を演じるも… 「やっぱり似てないな…」
『沈黙の艦隊』の主演、プロデューサーを務めている大沢たかお。撮影は海上自衛隊の協力のもと行い、「CGを使っていない」と明かした。
俳優の大沢たかおが25日、都内で開催された「Prime Video 新年発表会:Meet the Producers 2023」に、漫画家のかわぐちかいじ、株式会社クレデウス代表取締役・プロデューサーの松橋真三氏と共に出席。
映画版『沈黙の艦隊』の主演、プロデューサーを務めることになった背景を語った。なお、同イベントには、俳優の谷隼人、声優の木村昴、元プロ野球日本代表の里崎智也、福留孝介も出席した。
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■人気漫画の映画化
Prime Videoは、人気漫画『沈黙の艦隊』の実写版映画を制作し、9月29日より全国の東宝系にて劇場公開することを決定。これは初の試みとなる。さらに、80年代にブームを巻き起こした視聴者参加型アトラクション系バラエティ番組『風雲!たけし城』が、34年ぶりに蘇り、4月下旬より順次世界配信。
スポーツにおいては、3月9日から始まる「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」の野球日本代表「侍ジャパン」の全試合と準々決勝(3月16日のみ)、準決勝、決勝をライブ配信。また「2023WBC」に先立って行われる中日ドラゴンズ(侍ジャパンシリーズ2023名古屋、3月4日、バンテリンドーム ナゴヤ)、オリックス・バッファローズ(WBC強化試合、3月7日、京セラドーム大阪)との強化試合は、Prime videoで独占ライブ配信することを発表した。
■実写不可能な作品
『沈黙の艦隊』の主演、プロデューサーを務めることになった経緯について大沢は「もう何年も前の話なんですけど、最初は松橋プロデューサーと移動中の電車内で『どう思いますか?』って話をしていました。それから、段々と企画が形になっていったというのが正直なところです」と話した。
原作者のかわぐち氏が「実写化不可能な作品」というほど、壮大なスケールの同作品。かわぐち氏に実写映画化を持ちかけた際のエピソードを、大沢は「ほぼ疑いの目でしか見ていなかったので(笑)、『これは頑張らないとな!』っていう印象でした」と紹介した。
■海上自衛隊に全面協力
そういう大沢も「これはできるのだろうか」と半ば諦めていたと明かしたが、プロデューサーやAmazonチームの力が集結したことで「ファンタジーではなく、実現できるかもしれない」と前向きに。
壮大なスケールを忠実に再現するために「CGは一切使用していない」とのことで、大沢は「海上自衛隊に全面的に協力していただき、撮影しております。そのために潜水艦を出してもらうなど、全て我々のために行ってくれました。これまでにないようなことまでしていただいております。改めて感謝します」と頭を下げた。
■海江田に似てないな…
かわぐち氏が撮影現場に来た時のことについては「最初は目も合わせてくれなかったんですけど、現場を見るうちに少しだけ(映画化)を信じてくれたみたいで、しゃべられる量が増えていました」と振り返った。
続けて「この作品中、漫画をずっと持っているんですけど、もらいそこねたサインをいただきました。そしたら、海江田と深町の似顔絵も描いてくださって、すごく感動しましたね」としみじみ。しかし、海江田の似顔絵を見たところ「やっぱり(自分は海江田に)似てないなと思ってしまいましたね…(笑)」と言い、笑わせていた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・だい坊)