ゴミ清掃業者が語る過去イチひどい部屋 「ピザの空箱が1500個あった」
天井に届くほど高くピザの空箱が積み重なり、使用済みトイレットペーパーまで散乱していたという。
清掃会社を経営する男性が、自身が行ってきた衝撃的な部屋の掃除について語っている。『Mirror』や『The Sun』などの海外メディアが取り上げた。
■住民の苦情を受け清掃
イギリスでゴミ清掃会社を経営するジョー・コールさんが、「今までで一番最悪の仕事」と表現する清掃について語った。
昨年9月、ハンプシャー州にある物件から悪臭がするという近隣住民の苦情を受けて、清掃を依頼されたというジョーさん。彼の清掃チームが到着したそのアパートの一室は、隅々までゴミが散乱していた。
■使用済みトイレットペーパーも
宿主の男性は「ジャンクフード中毒」とみられ、ピザの空箱が天井に届くほど積まれていたり、バスルームの中にまで侵入して使用不可になっているほどだった。空箱の数は、なんと1,500個以上にも及んだという。
さらに、使用済みのトイレットペーパーや、食べた後のチキンの骨なども部屋に転がっている状態で、ジョーさんは「部屋全体がゴミ箱のようだった」と表現している。
■95%はリサイクルへ
ジョーさんと4人の作業員は、ゴミでいっぱいの部屋のドアを無理やり押し開け、3日間かけて清掃を行った。ただやみくもにゴミを捨てるだけでなく、リサイクルにも回すというのがジョーさんの方針だ。この時も、全体の95パーセントはリサイクルセンターに持ち込んだという。
3年以上家から出ていなかったという宿主の男性は、部屋がきれいになったことを素直に喜んだそうで、ジョーさんは「この仕事にやりがいを感じている」と語った。
■原因の究明を
部屋のゴミの過剰な溜め込みは、本人の性格のせいだけでなく、うつ病や強迫性障害といった病気が関係している場合もあるという。
ゴミ屋敷化は本人のせいと安易に決めつけず、専門家に助けを求めて原因を究明することが重要とされている。
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(文/Sirabee 編集部・広江おと)