普段はおおらかそうだけど… 約7割が「優しい人」に感じている怖い一面とは
表面上の性格だけで、相手を判断するのはよくないのかもしれない。
優しそうな人は、周囲から勝手に「怒らない」と思われている場合もあるかもしれない。しかしため込んだものが爆発して激しく怒り、周囲の人が驚くパターンも多いようだ。
■約7割「優しい人は怒ると怖い」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女800名を対象に実施した調査では、全体で75.0%が「優しい人ほど怒ると怖いと思う」と回答した。
男女別で見ると、男性が72.3%、女性が77.8%となっていた。
■おおらかに思われているけれど
周囲からは優しい人だと思われているという20代女性は、「会社ではおおらかな性格と思われているのですが、ただ外面がいいだけなんです。嫌なことがあってもため込んで、一気に爆発させるのが面倒なところで…」と自分の性格を分析する。
実際に我慢ができずに怒った経験もあるようで、「あまりにも先輩が理不尽に当たってくるので、我慢が限界にきてきつい口調で言い返したことがあるんです。先輩も私が反論してくるとは思わなかったようで、動揺していました。その後しばらく、先輩は私に優しかった気がします」とも話していた。
■怒りを表に出さないだけで
優しい人はなんでも許してくれているわけではなく、「優しそうな人のことを、『なにも言っても怒らない人』だと勘違いしている人もいるかもしれません。そうではなくて、ただ『怒りを表に出さない人』なだけだと思うんです。その優しさにずっと甘えていれば、相手の怒りも蓄積されていくでしょうね」との意見も。
さらには、「上司がある社員にだけ、当たりが強かったんです。おとなしい感じの人だったので、ストレスのはけ口にされていたのでしょう。しかし、とうとうその人がキレてしまって…。上司は『あんなに怒るとは…』と驚いていましたが、やってきたことを見れば当然でしょう」と続けた。
■怖い人から優しくされると…
逆に怖い人から優しくされると、「いつも怒っているような人がいきなり優しくなると、ものすごく怖いものを感じますね。『なにか裏があるのでは…』と思えてきて、素直に受け止められません」と思ってしまうようだ。
どちらにもデメリットがあると感じるらしく、「優しい人も怖い人も、素直な胸の内を見せられないところは共通している気がします。優しすぎる人はストレスがたまるし、怖くて恐れられている人は孤立するので、どちらがいいともいえないでしょうね」と話を続けた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)