振袖姿の新成人、向かった先が予想外すぎる… 唯一無二な「疾走感」に称賛の声
1月9日は「成人の日」。全国各地で振袖や袴、スーツに身を包んだ新成人が新たな門出をお祝いするなか、唯一無二の成人式を開いた女性が話題となっている。
2022年4月1日より成人年齢が20歳から18歳に引き下げられ、改正後初となる1月9日の「成人の日」。まだ全国でわずかだが、「18歳成人式」を開く自治体もあるようだ。これまで新型コロナウイルスの影響で成人式の中止が相次いでいたが、今年は全国各地の「成人式」が盛り上がったのだろうではないだろうか。
現在ツイッター上では、20歳を迎えた女性が行なった「自分だけのカッコよすぎる成人式」が話題となっている。
■個性が輝く成人式
多くの注目を浴びているのは、ツイッターユーザー・蚊取り線香(@Katorisenkou_ks)さんのある投稿。「成人式行ってきました!!!」というコメントを添え、1枚の写真と1本の動画を投稿した。
写真には、繊細で美しい桜の花びらがあしらわれた赤い振袖姿に身を包んだ彼女が笑顔で写っており、振袖を着ていても分かるこのスタイル。大人の仲間入りをしたばかりの初々しさもあるが、大人の艶やかさもありとても美しい1枚だ。
一方で動画には、先程見せていた可愛らしい笑顔から一変、振袖姿のまま真っ白なゲレンデを滑走する姿が…。本来なら成人式はそれぞれの自治体で式典に出席するという概念があったが、こういった型にはまらない新しい成人式も個性的で素敵だ。
■「かっこよすぎる!」
このツイートは、投稿後数日で20万件を超えるいいねが寄せられ、「成人おめでとうございます 最高な成人式だ!! 羨ましい」「色んな形があるね、こんな成人のお祝い方も素敵だね」「凄〜!! 自分らしい成人式」「個性があって良い!」と絶賛の声が相次いでいる。
他にも、「すごい疾走感で振り袖のなびき方が素敵です! めちゃくちゃ上手ですね!」「かっこよすぎる!」「振袖姿でその独走は凄い」といったコメントが続々と寄せられた。
■成人式をゲレンデで行った理由は…
在学中は不登校児で、成人式に行く予定はなかったと話す蚊取り線香さん。
ゲレンデ成人式を遂行した経緯については「元々スノーボードが好きで周りでコスプレで滑っている方々が居るので、成人式の日は自分らしく、振袖着てスノーボードで滑りたいなと思いました」と、語ってくれたのだ。
また、ゲレンデ成人式に協力してくれた長野県「番所ヶ原スキー場」は、高校の時から通っている大好きなゲレンデで、滑るならココと決めていたとのこと。雪の上を滑る姿は素人目にはプロと遜色ないように見えるのだが…趣味になってからまだ4年目というから、驚いてしまう。
■「突っ走っていきたい」
振り袖姿での滑走は、滑りにくいと思いきや案外滑りやすく暖かかったそう。その姿を見たリフト係の方や、ほかのお客さんたちからは「成人おめでとう!」「綺麗ね!」などと声をかけてもらったそうで「とても嬉しかったです」とにっこり。
今回振袖姿で素敵な滑りを見せた蚊取り線香さんは「よく変わってると言われる私にはお似合いの、自分らしい最高の唯一無二の成人式でした」とも語っており、最高の思い出になった様子。
最後に、20歳を迎えた彼女に今後の抱負について聞いたところ、「成人しましたが、今まで通り自分らしく芯を持って生きていきたいです。自分がかっこいいと思うもの、やりたいと思うこと、突っ走って行きたいです! かっこいい大人になります!」と素敵な目標を語ってくれた。