出発を急かされ激怒した夫が妻を攻撃 「クラクションを鳴らされ腹が立った」
この夫は、過去にも家庭内暴力で注意を受けている。
ある男が妻の脚に発砲し、怪我を負わせたことで逮捕された。男がそのような暴行に及んだ理由は、「車のクラクションを鳴らして出発を急かされた」というものだった。『Daily Star』や『CBS NEWS』などの海外メディアが報じている。
■クラクションで出発を促した妻
アメリカ・コロラド州で、男が自分の妻に発砲するという事件が起こった。通報を受けた警察官が駆けつけると、脚に銃弾を受けた56歳の女性がトラックに座っているのを発見したという。
夫婦は新しい車を購入するために、トラックで事件があった土地を訪れていた。知り合いと車の購入の相談をした後、妻が先にトラックへ戻ったが、30分ほどたっても夫が戻らないため、クラクションを鳴らして出発を促したという。
■腹が立って3回発砲
「出発を急かされて腹が立った」と言う男は、妻が乗っているトラックを目掛けて3回発砲。そのうちの1発の銃弾が妻の脚に当たり、救急車で地元の病院に運ばれることになった。命に別状はなく、手当を受けてすぐに退院することができたという。
男は当初は銃を持っていることを否定していたが、警察の捜索によって2丁保持していることが判明。銃器の不法使用や暴行罪など、複数の容疑で逮捕された。
■家庭内暴力の過去
オンライン裁判の記録によると、男は1996年以来、4件の家庭内暴力防止命令を出されているといい、普段から妻に暴力を振るっていたことが窺える。さらに1997年にも暴行容疑で有罪判決を受け、刑務所に収監された過去があるという。
のちに車の購入の相談をしていた知り合いも、窃盗罪などの罪を犯したにも関わらず出廷を拒否して逃亡していたことが判明し、逮捕された。
■暴行を深刻視する声も
地元メディアによると、男は現在5万ドル(約670万円)の保釈金で拘束されているという。
報道を見た人々からは、「なぜ殺人未遂で起訴されないのか」「銃を撃ったなら殺すつもりだったのでは」「放っておいたらいつか妻を殺してしまうのでは…」などと、男による日常的な暴行を深刻視するコメントが寄せられている。
・合わせて読みたい→幼い子供の前で夫が妻を刺殺し自殺 育児をめぐって夫婦が激突
(文/Sirabee 編集部・広江おと)