ビデオチャットで専門家が自宅出産を介助 大雪で病院に行けずSNSで助けを求め…

見ず知らずの優しい人たちが、ピンチに見舞われた夫婦をサポートした。

出産・自宅出産・陣痛

早く病院に行かなければ赤ちゃんが生まれてしまうが、雪で移動できず困っていたカップルを、善良な人たちがオンラインで助けていた。『People』などアメリカのメディアが伝えている。


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■雪で交通が麻痺し大ピンチ

先月末のこと、アメリカ・ニューヨークで暮らすデイヴォン・トーマスさんの妻エリカさんが、「お腹が痛い」と言い出した。

妊娠していたエリカさんは、陣痛が始まったと確信。すぐに病院に行く必要があると考え救急車を呼んだが、あいにくの大雪で交通が麻痺し、救急車も夫婦の家にたどり着くことはできなかった。

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■SNSで救いを求めることに

もうすぐ赤ちゃんが生まれるというのに、病院に行くことができない。焦ったデイヴォンさんより連絡を受け事情を聞いた友人は、SNSの地域コミュニティに投稿した。

デイヴォンさんとエリカさんが困っていると書き込んだところ、妊婦・産婦の支援を専門とするレイモンダ・レイノルズさんが助け舟を出してくれた。


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■ビデオチャットでサポート

ビデオチャットでデイヴォンさんの話をじっくり聞いたレイノルズさんは、医療関係の資格を持つ知人のイヴァ・ブラックバーンさんに連絡。ビデオチャットに招待し、一緒にエリカさんを見守ってもらうことにした。

エリカさんの状態を確認したブラックバーンさんは、「まもなく赤ちゃんが生まれる」と判断。デイヴォンさんにタオル、毛布、お湯などを用意するよう指導し、エリカさんを上手に励まして出産に導いた。


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■無事に出産が終了

ビデオチャットでつながってから約1時間半が経過したころ、エリカさんは赤ちゃんを出産。ブラックバーンさんたちは新生児の様子も確認し、赤ちゃんが産声をあげるよう補助する方法をエリカさんたちに指導した。

その翌朝、やはりSNSでエリカさんたちのピンチを知った人物がトラックで急行。雪深いなか力を合わせて母子を車まで運び、病院に搬送したのだという。

見知らぬ人たちに救われた夫婦は元気な赤ちゃんを連れて退院し、現在は自宅で元気に過ごしているようだ。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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