ワニに腕を食いちぎられるも生還果たした男性 大麻服用後に湖で泳ぎ…
もうろうとしながら巨大な湖へ飛び込みワニと遭遇した男性に、「自業自得」と辛らつなコメントも。
アメリカに住む男性が、ワニに腕を食いちぎられたという驚きの体験について語っている。薬物を服用し、気が付くと沼地にいた彼は、3日間も救助を求めてさまよい続けたという。『THE SUN』や『Daily Mail Online』などの海外メディアが報じている。
■大麻を服用し夕暮れの湖へ
アメリカ人のエリック・メルダさんは今から約半年前、フロリダ州の「Lake Manatee Fish Camp」を訪れた際に湖でワニと遭遇し、腕を食いちぎられて片腕を失った。このほどメディアの取材に答え、ワニとにらみ合うとはどのような体験なのか、当時を振り返って語っている。
去年の7月ごろ、大麻とウイスキーを服用して意識がもうろうとしていたエリックさんは、気が付くと夕暮れの湖の中を泳いでいた。体が重くなるといけないと思ったのか、衣服はすべて脱いだ状態だったという。
■突き出したワニの目
巨大な湖を長く泳ぎ続けたエリックさんは、自分がどこから入ったのかわからなくなってしまった。ふと右側に目をやると、水面からワニの目が突き出しており、静かにエリックさんを観察していたという。
次の瞬間には、ワニは大きく口を開けてエリックさんの右腕にしがみつき、ひじから下をもぎり取ってしまった。エリックさんは「まるで雷が落ちたような衝撃で、目の前が真っ暗になった」と表現している。
■「夢だ」と唱えながら…
エリックさんは湖の中へ引きずり込もうとするワニの頭を蹴り、必死の思いで逃げ出した。湖の真ん中まで来てしまっていたため、その後もワニの脅威に怯えながら、何時間も陸地を目指して泳ぎ続けたそうだ。
結局、自分が入った場所に戻ることはできなかったエリックさん。失った自分の右腕を片目に、「これは夢だ」と何度も唱えながら救助を待ったという。
■「自業自得」と辛らつな声も
その後、エリックさんは3日間を沼地で過ごした。4日目に偶然出会った人に救助されて病院へ送られ、感染症にかかってしまった腕をさらに切断することになった。
エリックさんの壮絶な体験を聞いた人々は、「無事でよかった」と安堵の様子を見せた。
しかし一部からは「大麻をやって夜の湖を泳ぐなんて…。自業自得だ」「申し訳ないけど、地元の人間からすると湖に入るなんてただの馬鹿」「腕1本で済んで奇跡だと思え」と、辛らつなコメントが寄せられている。
・合わせて読みたい→寺院の池に住むベジタリアンのワニが死亡 多くの信者が追悼に訪れる
(文/Sirabee 編集部・広江おと)