ひろゆき氏、小池都知事の月5000円子供手当を評価 「さすが百合子」
西村博之氏が、岸田文雄首相や小池百合子都知事の発言にコメント。2023年の展望について所感も述べた。
2ちゃんねるの開設者で実業家の「ひろゆき」こと西村博之氏が、6日放送の『ABEMA Prime』(ABEMA)に出演。東京都の小池百合子知事が発表した、子供1人あたり5,000円を給付する方針を評価した。
■賃上げを目指す岸田首相
番組では、今月4日に行われた年頭記者会見での岸田文雄首相の発言を取り上げた。
岸田文雄首相は実質賃金が8ヶ月連続でマイナスとなる中、「賃金が毎年伸びる構造をつくります」と宣言し、「インフレ率を超える賃上げの実現をお願いしたいと思います」と企業に要請する意向を示している。
■ひろゆき氏「賃上げよりまず…」
このことについてコメントを求められたひろゆき氏は、「賃上げよりまず増税しないほうがいいと思うんすよね」と発言。政府与党が防衛費増額の財源確保のために所得税・法人税などの増税を検討したことに触れた。
「甘利(明)さんが少子化対策で増税とか言ってましたけど」と、自由民主党の甘利元幹事長が消費税増税に言及したことも取り上げつつ、「若い人たちがお金がないから子供つくれないよって言ってるのに増税したら余計苦しくなるよね」と、増税への懸念点を述べた。
■バンバン潰れてもいい
さらにひろゆき氏は、政府がすべき対応について指摘。賃上げではなく「バンバン(企業が)潰れてもいいですと、ただ潰れたら生活が困るというのはありませんよ、日本政府が生活を保障しますよっていう形にしたほうがいいと思うんすよね」と、生活の保障に力を入れることを提案。
「(勤める企業が潰れても)従業員がその後生活不安ありません、じゃあ次新しいいい会社とか、技術を付けてもっといい給料をもらえるところに転職しようっていう形になるべきなので」と、理想的な社会のありかたを語る。
続けて「なので、政府がやるべきことっていうのは、生活不安をなくすことであって大企業にお願いして賃上げをしてもらうとかじゃないと思う」と、賃上げを目指す政府の方針に否定的なコメントを残した。
■小池都知事の方針を評価
ひろゆき氏は番組司会進行の平石直之アナウンサーから2023年の展望を問われると、「経済は下がり続けて少子化も解決しないままなんじゃないかな」と所感を伝える。
しかし、「でもただあの、小池百合子都知事が言った月5,000円の子供手当、僕全然アリで、あれはいいと思うんすよね」と発言。0~18歳の子供に1ヶ月あたり5,000円を支給するという小池都知事の方針を引き合いに出した。
「5,000円少ないっていう話はもちろん分かるんすけど、ただ5,000円が8,000円、1万円、1万5,000円って上がっていくものだと思うので。なので5,000円からでもスタートしたっていうこと自体は評価して、『さすが百合子』って言ってあげたほうがいいんじゃないかなぁ」と、好意的な意見を示している。
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(文/Sirabee 編集部・栗原コウジ)