グリーティングメールの代わりに「肺がん」を告知? 医療機関が誤って一斉送信
誤って数千人の患者に誤送信? 「最悪すぎるクリスマスプレゼント」と批判噴出。
ある医療機関が、患者にクリスマス前のグリーティングメールを送ろうとして、代わりに「肺がんが進行している」というメッセージを誤って送り、末期患者用のフォームに記入することを求めたという。『CBS News』『NDTV』などの海外メディアが報じた。
■末期患者向けの支援メッセージ
報道によると、イギリスのドンカスターにある病院が患者に向けて一斉送信したメッセージには、患者に対して「フォームDS1500」を記入するように求めていたと書かれている。
これは、終末期の病気にかかっている人が給付金を申請するためのフォームのこと。送られたテキストには、「転移を伴う進行性の肺がんだと診断された」とも記載されていたそうだ。
■数千人に誤送信された可能性
誤りに気付いた病院側は、続けて「心からの謝罪」のメッセージを送り、「私たちは、あなた方が楽しいクリスマスと新年を迎えることを祈っています」と訂正した。
メディアの報道では、この医療機関にはおよそ8,000人の患者がいるとされているが、病院側はこの事故について公式の声明を発表していないという。
■タイミングが最悪
クリスマスや新年を控えた休暇中に、このようなメッセージを受け取った患者たちはさぞかし驚いたことだろう。そのうちの1人であるカール・チェグウィンさんは、メディアの取材に対して「私は最初、これは何かの悪い冗談かと思いました」と語った。
また「クリスマスの前に、末期の肺がんにかかっていることを伝えるなんて、とても許されることではありません」と、憤りを隠さない。
■パニックに陥る人も…
さらに別の女性は、最近になって家族が胸部の検査を受けていたことから、メッセージで非常に心配したことや、他の人々もパニックに陥っているのを見たと語っている。
SNSでは「最悪のサンタだね」「感情がジェットコースターになりそう」「最高のクリスマスプレゼントは、あなたが肺がんの末期症状ではないと知ることです」などのコメントが寄せられている。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)