50代女が殺し屋を大金で雇い逮捕 「元夫の再婚相手を始末して」
新しい妻を恨み、「場合によっては娘も殺して」と指示していた。
かつて自分の夫だった男性が再婚。その新しい妻を恨んだ女が、殺害を企てたとして逮捕されていたことを、『New York Post』などアメリカのメディアが伝えている。
■50代の女が恨んだ相手
アメリカ・ニュージャージー州で暮らすマリリン・ゾウ(56)という女が、ある人物を恨み「死んでほしい」と願うようになった。
憎んだ相手は、元夫の現在の妻。しかし自分で殺すのは無理だと考えたらしく、昨年12月には殺し屋を本気で探すように。その情報をつかんだ警察が女の動きを追い、“殺し屋”として女と接触することに成功した。
■再婚相手の娘も「殺していい」
そして12月18日、女はトレントンで“殺し屋”を名乗る人物と対面。「元夫の妻を殺害してほしい」「現場に再婚相手の娘がいたら、そっちも一緒に殺してしまって」と依頼した。
再婚相手の娘はまだ13歳。それでも計画を成功させるため、場合によってはその子の命を奪うことも「ありだ」と女は考えていたのだ。
■現金や道具を手渡した女
女は“殺し屋”に現金2万1,000ドル(約275万円)を差し出し、「本当に殺してくれたら、さらに2万ドルの報酬を出すから」と約束。また犯行に使用するゴム手袋とタオルを“殺し屋”に手渡し、元夫の再婚相手の写真2枚も提供した。
しかし“殺し屋”の正体は、捜査を進めていた警察官。何も知らずに殺害を依頼し現金を手渡した女は、そのまま逮捕された。
■女の家には多額の現金も
女の自宅に警察が立ち入り、現金1万8,000ドルのほかいくつかの道具を発見。それらは“殺し屋”(警察官)に「殺すときに利用して」と話していた物と一致した。
女がなぜ元夫ではなくその再婚相手を恨んでいたのか、そちらとの付き合いや接点はあったのか、女に子供がいるのかなど、詳しい情報は報じられていない。
世界には、実際にヒットマンとして雇われ凶悪な犯罪に及ぶ人間がいる。このケースでは情報を得た警察が速やかに対応し、見事なおとり捜査で元夫の家族を守ることに成功した。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)