久々の実家、キッチンにある物体に目を疑う… 母のアイデアが「最高すぎる」と話題

久しぶりの帰省にて、実家で見つけた謎のオブジェ。見覚えある「意外な正体」に、称賛の声が相次いでいたのだ。

明日4日から仕事始めの人は多いと思うが、年末年始はゆっくり休めただろうか。久しぶりの帰省で、改めて「実家の大切さ」を実感した人も少なくないのでは。

なお以前ツイッター上では、実家のキッチンで発見した「エモすぎる物体」に、称賛の声が寄せられていたのだ。

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■一見、キッチンと無関係だが…

今回注目したいのは、ツイッターユーザー・ひいこさんが投稿した1件のツイート。

「実家のキッチンに飾ってあった(笑)」「母のアイデアがスゴい」と綴られた投稿には子供向けおもちゃの写真が添えられており、キッチンにて撮影したものとは思えない。

こえだちゃん

…しかし、おもちゃに置かれた「物体」を見ると、即座に納得。ツリーの形状を模したファンシーな家のおもちゃには「胡椒」や「塩」といった、多数の調味料がセットされていたのだ。

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■「この発想はなかった」と驚きの声

なんとも微笑ましい、見ているだけで頬が緩んでくる光景を捉えた件のツイートは、投稿から数日で1.5万件以上ものRTを記録するほど話題に。

また、他のツイッターユーザーからは「これは素晴らしいアイデア!」「こんな使い方があったなんて!」「この発想はなかったし、めちゃくちゃ懐かしい!」「うちにもあったのに、全く思いつきませんでした…」などなど、称賛の声が多数寄せられていたのだ。

なお、件のおもちゃはタカラトミー『こえだちゃん』シリーズの、2004年から販売していた5代目「木のおうち」で間違いなさそうだ。

果たしてツイート投稿主・ひいこさんの実家では、どのような経緯があってこちらの利用法に至ったのか。本人に話を聞いてみると…。


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■温かくも切ないエピソード

取材に快く応じてくれたひいこさんは「定年退職した両親の様子見を兼ねて顔を見に、月に何度か実家に帰っているのですが、その際にコーヒーでも飲もうとキッチンに入ったときに発見しました」と、当時の様子を振り返っている。

こちらの光景をひと目見た瞬間、「幼い孫と遊ぶ母」や「小さい頃、母におもちゃをねだった自分自身」、さらには「誕生日に買ってもらったおもちゃ」や「おもちゃを片付けなくて叱られたエピソード」など、温かくもどこか切ない思い出の数々が蘇ってきたそうで、聞いている方も思わずほっこりしてしまう。

なお、こちらはひいこさんの娘、つまりひいこさんの母からすると孫のおもちゃで、ひいこさんは「母が孫のために買い与えたおもちゃの1つでした」とも補足している。

子供は成長するにつれ、かつて遊んでいたおもちゃから卒業してしまうもの。いつしか、ひいこさん家族も少しずつおもちゃの処分を始めたのだが、小さなおもちゃ類と「木のおうち」だけは捨てられず、実家にとっておいたそうだ。

こえだちゃん

「お役御免」と思われたおもちゃが思いがけぬ転生を果たした背景について、ひいこさんは「定年退職後、母はゆっくりとした時間がとれるようになり、料理本を読んで『新しいメニューを作ったりするのが楽しい』と言っていました」「いつも調味料は棚の中に閉まっていたのですが、そうした心境の変化から『孫が遊んでいた思い出のこえだちゃんを見える場所に置いて、自分の趣味になりつつある調味料を飾ってみよう』となったのではないかと思います」と、笑顔のコメントを寄せてくれた。

かつて自身や、我が子が夢中で遊んだおもちゃを発見した際はぜひ、ひいこさんの母のアイデアを参考に「新たな向き合い方」を考えてみてほしい。

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■何度見てもアイデアが最高!