2年放置したタンポンはバラバラに溶け子宮口に… 女性が恐ろしい体験談を激白
高校2年生になると、女性は月経周期とは関係のない下半身の激痛に悩まされるようになった。
タンポンを愛用しているという女性は多いが、どうか「取り忘れ」にだけは気を付けていただきたい。ある女性のショッキングな告白を、『NEW YORK POST』『Mail Online』など英米の多くのメディアが伝えている。
■TikTokで体験を激白
自身の体験談をTikTokで明らかにしたのは、米マサチューセッツ州のメラニー・ガリアズさん。タンポンを取り忘れ、2年間も放置してしまったという10代の頃の失態について激白した。
また、タンポンを取り忘れた女性にまれに生じる「トキシックショック症候群」という聞きなれない病気についても、人々の関心を集めている模様だ。
■膣内にタンポンを2年間放置
14歳のときに様々な体調不良が現れ、病院を受診したメラニーさん。だが、以前シカダニに咬まれたことがあるという話に、医師はスピロヘータ(ライム病ボレリア)を原因とするダニ媒介性感染症の「ライム病」を疑った。
シカダニの刺咬後にライム病を発症する人はマサチューセッツ州では珍しくなく、メラニーさん自身もそう思い込んでいたという。
■「嫌なニオイはたまにだけ…」
だが高校2年生になると、月経周期とは関係のない下半身の痛みとの闘いが始まった。ついに激痛に耐えられなくなったメラニーさんは婦人科へ。内診を行った医師は、子宮口にタンポンの残骸らしきものがあることを発見した。
メラニーさんは過去にタンポンを3つ挿入していた時期があり、「2つは取り出した記憶がある」という。たまに嫌なニオイがしたことがあるが、気にするほどでもなかったそうだ。
■深刻な病を免れる
残存していた1個のタンポンは、バラバラに溶けて子宮口にこびり付き、摘出には困難をきわめた。メラニーさんは、免疫力が落ちているなかでこういう事態に陥ると、膣内のある種の黄色ブドウ球菌が毒を産生し、トキシックショック症候群(以下TSS)を起こすことがあると説明された。
TSSを発症すると高熱と筋肉痛、発疹、胃腸障害などの症状が現れ、急速に重篤化して敗血症に至ることも。発症者の半数はタンポンの使用者だとして、「免れたあなたは幸運だ」と言われたそうだ。メラニーさんは今、タンポンを愛用する女性たちに「どうか気を付けて」と呼び掛けている。
・合わせて読みたい→乳房で乳児の鼻と口をふさぎ窒息死させた母親が逮捕 「吸いつくのが下手で苛立った」
(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)