全員が「11月18日生まれ」になった一家 第1子が出産予定日を大幅に過ぎて誕生し…
カップルが出会ったのは2016年11月。「マジックが起きる特別な月」だと感じるそうだ。
「ひょっとしたら、このままうまくいくんじゃないか…!?」。ミラクルなことというのは、そんなふうに意識すればするほど起きるものなのかもしれない。イギリスの『Metro』があるファミリーに起きた奇跡の事実を伝え、人々を仰天させている。
■夫婦の誕生日が同じ
イギリス・チェシャー州ストックポート在住のマシュー・リーさん(40)とシモーヌ・ミルナーさん(29)の間に、交際6年になる11月に第1子の赤ちゃんが誕生した。
ふたりはともに11月18日生まれで、毎年お互いの誕生日を一緒に祝ってきた。妊娠して医師から告げられた出産予定日は、11月上旬。家族全員の誕生日が「同じ月」というだけでも、かなり珍しいと喜んでいたそうだ。
■盛り上がっていた周囲
その頃、カップルを知る周囲の誰もが「いっそのこと、3人とも同じ誕生日になるといいね」と言うようになっていた。
マシューさんの父フランクさんは、シモーヌさんに「降りてこないよう、足をぎゅっと組んで耐えていて」などと、前日まで冗談めかしたメッセージを送っていたという。またシモーヌさんの同僚たちは、「誕生日に生まれるか否か」で賭けさえ行っていたそうだ。
■予定日を2週間過ぎて…
そして予定日が14日も過ぎた11月17日は、予約を入れていた受診日だった。医師の診断を経て、破水を促す措置に続いてシモーヌさんは帝王切開手術を受けることが決まった。
マシューさんは誕生したばかりの赤ちゃんを抱きながら、シモーヌさんに「ハッピーバースデー」と声をかけ、彼女も「ハッピーバースデー」と返す。女の子はアルマちゃんと名付けられた。
■「人生で最高のプレゼントです」
マシューさんとシモーヌさんは『Metro』の取材に、「11月18日は本当に特別な日となりました。人生で最高のプレゼントを受け取った気分です」と嬉しそうに話している。来年も10年後も家族3人、いつまでも仲良くお祝いしたいという。
ちなみにこのふたりが出会ったのは、2016年の11月。シモーヌさんが、マシューさんの経営するジムの会員になったことがきっかけだった。カップルにとって、11月はマジックが起こる月だそうだ。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)