14歳少年が救急車を盗み8キロも運転 体調不良で入院していた病院から暴走

盗まれた救急車は病院に戻されが、なんと犯人は入院患者の少年だった。

2022/12/17 07:00

救急車

このほど海外で、14歳の少年が救急車を盗み、長い距離を自分で運転するという事件を起こした。少年は現在、精神科のある病院に入院していることを『India Today』『Times Now News』などが報じ、人々の関心を集めている。


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■キーが付いたままの救急車を…

インド・ケララ州トリチュール市の病院で5日午後4時頃、1人の少年が病院に停めてあった救急車を盗んだ。さらに自らハンドルを握り、しばらく運転して大人たちを仰天させた。

少年は、まだ中学生の14歳(13歳と報じるメディアも)。なお、救急車の運転士がキーを抜き忘れて車から離れていたことを認めている。

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■少年は入院患者だった

少年が救急車を運転しているという通報が入ったことで警察が出動し、それに気づいた少年は運転を断念。病院から5キロほど離れた場所で救急車を停止させたが、8キロほど運転した可能性が伝えられている。

救急車は病院に戻され少年の無事も確認されたが、なんと少年は入院患者の1人で、その病院に少年の父親が勤務していることもわかった。


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■心理学の専門家が面接

少年は貧血の問題を抱えていたなか、発熱のため観察と治療が必要になり、事件の3日ほど前から入院していた。母親が病室で付き添っていたなか事件を起こしており、その衝動性から犯行の動機にはさまざまな要因が考えられた。

心理学の専門家が面接を行った結果、精神的な問題を抱えていることもわかり、適切な治療を受けられる病院への転院が決まったという。


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■健康観察を要する地域

インドの最南端に位置するケララ州は、自然放射線のレベルが極めて高いことで有名。世界でみる基準値は年間2.4ミリシーベルトだが、州西部の沿岸部ではモナザイトという鉱物を含む黒い砂が原因で、年間5ミリシーベルトを超える。

人々は放射能被爆の不安を抱えながら暮らしており、体調不良を訴えれば慎重な観察が必要になる。日本の研究者たちも依頼を受け、現地で共同調査に当たっているという。

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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ

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