欠勤多いスタッフに激怒の店長 「ペットの死が理由なら死骸を見せろ」と指示し解雇
熱くなりすぎた結果、店長は大事な仕事を失った。
長いあいだ何があっても休まず、ひたすら仕事に励んでいた店長。しかしスタッフは欠勤が多く、店長の不満は募るばかり。ついに怒りを爆発させて送りつけたメッセージの内容が過激すぎたせいで、店長は仕事を失うはめになってしまった。衝撃的なメッセージの内容を、『TMZ』などアメリカのメディアが伝えている。
■休みが多いスタッフに不満
アメリカの人気レストランチェーンの店鋪を任されていた店長が、すぐに仕事を休むスタッフたちの態度に我慢できなくなった。
「体調が悪いので休みます」「犬が死んだので、今日は仕事には行けません」。そんな連絡を受けるたび、ひたすら真面目に働いてきた熱血店長は「甘えるな」と感じ腹を立てていたようだ。
■店長が送ったメッセージ
腹を立てた店長は、メッセージを書いてスタッフたちに送ることに。「『休む』という連絡が急激に増えている」「今後も『仕事を休みたい』と言うのであれば、別の仕事を探したほうがいいと思う」などと書くうち、どんどんエスカレートしてしまった。
「今後はどんな言い訳も容認しない」「病気ならここに来て、体調が悪いことを証明してほしい」「ペットの犬が死んだのなら、死骸をここに持って来て事実だと証明してくれ」。店長はそんな無茶な要求を思いつき、メッセージに次々と書き込んだ。
■「俺は絶対に出勤する」と店長
店長はさらに「俺がここで働くようになり、11年半が経過する。この期間に、俺が何日休みをとったか知っているか」「答えは0日だ」と書いた。
また「俺は病気でも出勤した」「通勤中に事故に巻き込まれてエアバッグが開いたこともある」とも主張。事故にあった際には車が完全に壊れたというが、店長は「それでも俺は定時に店に到着した」などと書いてスタッフたちに送付した。
■仕事を失うはめに…
このメッセージの内容は事業本部のトップにも知れ渡り、「おおいに問題あり」と判断された。経営陣は「スタッフを思いやり尊重する環境を維持すべく努力しています」「(店長による)このメッセージは企業が大事にしてきた価値観に沿うものではありません」と説明し、店長の解雇をあわせて公表している。
11年半ものあいだ何があっても休まず、一生懸命働いていた店長。しかしその価値観をスタッフに押し付けようとした結果、とても大事にしていた仕事を失ってしまった。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)