牛たん料理店「ねぎし」に秀逸ビーフステーキ 焼き加減がさすがだった
牛たんの「ねぎし」で発見したステーキ。これがじつに独創性に溢れていて…。
東京を中心に展開している牛たん料理の人気チェーン「ねぎし」。今年、ここにステーキメニューが追加されたことをご存知だろうか。牛たん店のステーキ…果たして味のランクはいかがなものか、試してみた。
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■控えめなアピール
関東を中心に1都3県で38店舗展開を展開している「ねぎし」。記者がグランドメニューにステーキがあることに気付いたのはつい最近。調べてみると一部店舗の限定メニューとのことで、偶然取り扱い店舗に入ったのだ。
公式HPを見ると、「お知らせ」欄に情報として載っているのは4月30日の投稿だけ。しかも東京・上野駅前店がリニューアルオープンしたというプレスリリースに付随する形で「新メニュー『麦とろステーキセット』販売中!」と記載があるのみだった。なんかプッシュが控えめ…。
■ネットでは好評
みんな大好きステーキをなぜこんなにひっそりスタートさせたのか謎だが、Twitterでは「いつの間にかメニューにステーキが」「こんなにも美味しいメニューがあるとは」「他と比べても大変費用対効果高い」と興味を示す声と絶賛の声が上がり始めている。
だったら食うしか無い…と、記者はJR山手線周辺駅の某駅前店舗でこのステーキを注文してみた。
■柔らかさと風味が最高
牛たん専門店のステーキ。だいぶ珍しい組み合わせだが、ステーキ肉はしっかりウルグアイ産ビーフの赤身。
しっかり焼き目が付いており、運ばれた瞬間、グリルの良い香りが漂う。ステーキ店で感じる「肉が焼ける香り」というより、炭火焼きされたBBQのようなスモーキーな香りだ。
ねぎしでは通常箸を使って牛たんを食べるが、ステーキの時はナイフフォークが付く。肉質は非常に柔らかく、ナイフの通りが良い。まずはそのまま口に運ぶと、肉のジューシーさとともに、どこか出汁が利いたような味わい。かかっているソースがその味の秘密のようでウマい。
■極めて満足なセットだった
レモンを絞ってさらに一口。さっぱり味わった後は、皿に付属している謎のソースに浸して食べる。
このソース、味自体は非常に薄めで、ブイヨン系のコクを追加させるソースのよう。味のパンチを加えるというより上品さとコクを利かせるプラスアルファといった役目がある。これもいい味変だ。
お盆には、とろろ、漬物、テールスープとねぎし自慢の“飯の友”が揃っており、ご飯をお代わりしてさらに一杯。この満足感がありつつ、値段は税込1,750円。上品で、コクと香りに特徴のあるねぎし流オリジナルステーキ、ぜひ一度味わって見て欲しい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)