PCスクリーンセーバーが自分の裸写真と知り… 激怒の女性が元養父を殺害か
被害者は、被告が彼氏とともに撮影したヌード写真を複数所持していた。
養女のセクシーな写真をパソコンに取り込み、眺めて楽しんでいた60代の男。彼は激怒した養女に殺されたのか…。アメリカ・カリフォルニア州で、多くの人が注目する裁判がついに始まることを、『News Times UK』『Mail Online』などが報じている。
■被告は成功した会社経営者
その事件は2020年の大晦日、カリフォルニア州のサンディエゴで起きた。養父であったトーマス・メリマンさん(当時64 歳)を殺したとして罪に問われているのは、インテリアデザインの大きな会社を経営するジェイド・ジャンクス(39)だ。
メリマンさんはジャンクス被告の実母が再婚した相手だが、2008年に離婚しているため、正しくは元養女になるという。
■ゴミ集積所で発見された遺体
ジャンクス被告はトーマスさんに睡眠薬を飲ませ、ビニール袋を顔にかぶせ窒息死させた疑いがもたれている。メリマンさんの遺体は1月2日、家の外にあるゴミ集積所で発見されており、犯人の残虐性が伺える状況だった。
この事件について、検察官は「メリマンさんは、被告が交際相手の男性とともに撮影したヌード写真を複数所持していた。それを知り、強い怒りで殺意が芽生えたと考えられる」と説明している。
■PCのスクリーンセーバーに…
一方、被告の弁護人であるマーク・カルロス氏は「妻の連れ子のヌード写真を収集し、アルコールに依存するなど被害者にはいくつもの問題があった」と主張。メルマンさんは転倒事故の後しばらく各種の処方薬を服用していたため、アルコールと併用していた可能性があるとしている。
またジェイクス被告は、養父のパソコンのスクリーンセーバーが自分の裸の画像だと知り、「どこから入手したのか」と強く動揺したことは認めているが、殺人に関しては一貫して容疑を否認しているという。
■親子仲は悪くなかった
『サンディエゴ・ユニオン・トリビューン紙』は、その死が薬物過剰摂取による急性中毒によるものであった可能性について触れている。そんななか、家庭内暴力を原因に両親が離婚した後も、メリマンさんと被告は親子として良好な関係を続けていたと報じるメディアもでてきた。
ますます裁判の行方から目が離せなくなっているが、もしも裁判で有罪判決が下った場合、ジャンクス被告には終身刑が言い渡されるのではないかという。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)