バンジージャンプのロープが切れワニのいる川に落ちた女性 絶体絶命の危機から生還
肺が潰れ血まで吐いたが、最悪の事態は免れた。
若い人のあいだで人気の高い、スリル満点のバンジージャンプ。ある女性も海外旅行中にチャレンジしたが、飛んだ直後にロープが切れて衝撃的な体験をした。この事故について、『LADbible』など海外メディアが改めて伝えている。
■思い切ってジャンプ
2012年のこと、オーストラリア出身のエリン・ラングワージーさんがザンビアを訪問。ザンベジ川にかかる橋を訪れ、バンジージャンプに挑戦することにした。
ワニが生息する川であることも知っていたエリンさんは、ドキドキしながらも「事故は起こらない」と信じ両腕を広げてジャンプ。最高のスリルを楽しんだはいいが、いきなりロープが切れるというまさかの事故が起きた。
■すごいスピードで川に…
高所から川に猛スピードで落ち、体中を叩かれるような傷みを感じたというエリンさん。頭を両手でかばった状態で落下したため失神は免れ、「事故が起こったのだ」とはっきり理解することはできたそうだ。
だが次の瞬間には両方の肺が焼けるように熱くなり、呼吸が困難に。川の中で泡が立てる大きな音を聞きながら、エリンさんは必死にもがいた。
■救われた女性
少したち、現場の関係者がエリンさんのいる場所にようやく到達。必死にハーネスをつかんでどうにか救出したが、エリンさんは咳き込み血を吐くなど、調子はひどく悪かった。
事故発生から数時間後、エリンさんは午後11時にようやく病院に到着。検査を受けたところ骨折はしていなかったが、肺は一部だが潰れていることが明らかになった。
■「死んだと思った」という人も
バンジージャンプの会社関係者は、病院に見舞いに行き何度も謝罪したとのこと。事故発生時には「エリンさんは助からない」と思っていたことも明かしたそうだ。
年末年始は国内外を旅する人も多い。なかには「チャンスがあればスリル満点な経験もしたい」という人もいるだろう。ただ「絶対に事故が起こらない」とは言い切れない。特に外国では危ない場所は避け、危険を伴うことはしないほうが無難だ。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)