ビートたけし、ラモス瑠偉氏と“ドーハの悲劇”を回想 「トイレに行っちゃって…」
ビートたけしがラモス氏と「ドーハの悲劇」を回想。現在の日本代表にエールも。
27日放送の『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)で、ビートたけしがゲストの元日本代表・ラモス瑠偉氏とサッカー談義に花を咲かせた。
■たけしが日本代表の勝利に喜び
「FIFAワールドカップカタール2022・日本対ドイツ戦」にたけしは「ドイツの試合は驚いた。サウジ(アラビア)の気持ちがよくわかった。祝日にしましょう」と喜ぶ。
そしてラモス氏に「ラモスから見て、日本はどうよ。予選はどうなの?」と質問する。同氏は「突破すると思いますよ。楽じゃないけど、信じましょう」とポツリ。
日本がドイツに勝利したことには「すごいことですよ。今回のグループは本当に、今までのなかで1番強かったんじゃないかな?」と語った。
■ドーハの悲劇を回想
阿川佐和子は「カタールでの試合は今回は冷房で管理されている?」と質問。これに「恵まれていますよ。わたしたちのとき(1993年のW杯予選)は、グラウンドがデコボコで大変ですよ。やりづらくて、暑くて…」とラモス氏。
たけしはドーハの悲劇について「ラモスさんがドーハの悲劇って。アディショナルタイム? あのとき俺、もう完全にワールドカップに出られると思って、トイレに行っちゃったのよ。出てきたらみんな倒れて泣いているわけよ」と振り返る。
そして「何もワールドカップに出ただけでそんなに喜ばなくても。1勝くらいしろよと思ったら、残念ながら日本は出ませんって、ええ? って思ったら、同点ゴールを決められてダメになっちゃった」と回想した。
■ラモス氏「頭が真っ白に…」
ドーハの悲劇と呼ばれる1993年に行われた「FIFAワールドカップアジア地区最終予選・日本対イラン」に出場したラモス氏はたけしの嘆きに「そうです…。得失点差で」とつぶやく。
阿川から当時の思いを質問されると「正直、何が起きたのかわからなかった、一瞬。初めて、頭が真っ白になったという言葉の意味がわかったんです」と振り返る。
続けて「勝てると思っていましたからね、集中力が切れなければ。コーナーキックでクリアボールをすれば、ゲームは終わっていましたからね」と語った。
■日本代表にエール
番組最終盤、たけしは「前に俺、テレ朝で『スポーツ大将』をやっていて、ラモスたちが来るんだけど、俺らアマチュアなのに、ブラジルの人ってこれほど勝ちに執着するかってくらい、殴りかかるからね」とポツリ。
ラモス氏が「そう」と笑うなか、「勝たなくてどうすんだって。『たけし、お前はなにしに来たんだ』『テレビ撮りだけど』『そんなバカな話があるか、勝たなきゃどうするんだ』って」とたけし。
続けて「とにかく南米とか、まあ世界中そうだけど、サッカーに対して勝ち負けに、すごいこだわるね」と話し、「ラモスが言うように(コスタリカに)勝とう。やっつけよう」とコメントしていた。
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)