海岸で拾ったお宝指輪を持ち主に返した男性 善良な心で自身にも幸運が…
「数百万円の価値がある」と知って驚いたが、持ち主に返すことに…。
美しい海岸を訪れ、金属探知機を使ってお宝探しをしていた男性。そのとき偶然見つけた指輪が意外なほど価値のある品だったこと、にもかかわらず持ち主を探し出して返していたことを、『People』などアメリカのメディアが伝えている。
■海岸で見つけた美しい指輪
少し前のこと、ジョセフ・クックさん(37)がアメリカ・フロリダ州の海岸へ。金属探知機を持って歩いていたところ反応があり、さっそく掘ってみることにした。
すると指輪が出てきたためじっくり見てみると、古い品ではあるが美しく光る石もついている。「ひょっとしたら高価な指輪かもしれない」と考えたクックさんは、地元の宝石店に指輪を持って行き、鑑定を依頼した。
■想像以上の価値に衝撃
専門家が鑑定したところ、指輪の素材はプラチナで石はダイヤモンドであることが判明。価値は約4万ドル(約555万円)であることも明らかになった。
指輪の持ち主はきっと困っていると考えたクックさんは、さっそくSNSを更新。「指輪を失くした人をご存じありませんか」と書き込み、持ち主を探し始めた。
■泣いて喜んだ持ち主
約2週間が経過した頃、クックさんは知らない電話番号からの着信履歴に戸惑うように。しばらくは無視していたが気になって出てみたところ、電話の主はとある夫妻で「指輪の所有者です」と語った。
そこでビデオ通話で顔を合わせ指輪を見せたところ、夫妻は大感激。特に妻は感極まり、「信じられない気持ちです」と言い涙をこぼした。そして指輪の発見から3週間。クックさんはようやく夫妻と対面し、指輪を差し出した。
■「喜んでもらえた」という発見者
クックさんは「お二人にはとても喜んでもらえました」「(金属探知機で)見つけた物を持ち主に返すたび、もっと良い物が見つかるんです」とコメント。せっかく発見したお宝を返したものの、「そんなにガッカリしてはいませんよ」とも語った。
なおその後、クックさんは再びダイヤモンドを発見することに大成功。「因果応報は本当にあるんです」とも話し、多くの人に夢を与えた。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)