運動部コーチが更衣室で女子生徒を盗撮し実刑判決 「保存した画像は600枚以上」
裏切られたショックで精神的に不安定になり、苦しんでいる女性も…。
立派で熱心なアシスタントコーチとして生徒たちに慕われていた男が、とんでもない行動に及んだ。このほど実刑判決を下された男について、『Fox News』などアメリカの複数メディアが伝えている。
■コーチによる驚きの行動
アメリカ・カリフォルニア州で暮らすデヴィッド・アーサー・ライデン(53)という男が、2015年に高校のフットボール部アシスタントコーチに就任。熱心に指導して生徒たちと信頼関係を築いたが、その一方で女子たちに対しては色気を感じるようになった。
そこで男は頭をひねり、女子生徒たちが使用する更衣室にスマートフォンの充電器型カメラを設置。生徒たちを盗撮し、画像などを眺めるようになった。
■事実が発覚し警察沙汰に
しかし昨年、男と同じ高校で勤務する職員が充電器を発見し、盗撮用の小型カメラであることに気づいた。「女子更衣室に隠しカメラがあった」という連絡を受けた警察が男の身柄を確保し、さっそく取り調べを開始した。
その結果、男は実に600枚以上の盗撮画像を保存していたことが判明。被害者の数は21人だというが、実際の数はこれをはるかに上回る可能性があるという。
■下された実刑判決
今年10月、男は司法取引に応じることに。「未成年者の写真をこっそり撮影しました」「保存した画像は600枚以上です」と認め、懲役9年4ヶ月の実刑判決を下された。
また男は性犯罪者リストに登録され、期間については「終身が妥当」と判断された。
■衝撃を受けた生徒たち
男の逮捕、そしてその後の判決について知った多くの生徒と保護者たちは、大変なショックを受けているという。
元生徒のひとりは「熱心で善良な人だと思っていたのに裏切られてしまったのです」「コーチのせいで私は人を信用できなくなりました」とコメントし、不安障害や鬱に苦しんでいると明かした。
なお学校側は「引き続き生徒たちをサポートします」「(教職員・生徒の)プライバシーを侵害する行為は決して容認しません」と発表しているが、被害を受けた生徒たちの心の傷はまだ癒えていない。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)