民泊宿で隠しカメラを発見した女性客 盗撮・盗聴被害に加え器物破損を訴えられ…

民泊ほか宿泊施設を利用する際は、カメラや盗聴器がないか確認が必要な時代に。

2022/11/18 05:15

カメラ・隠しカメラ・盗撮

ひと昔前まで「旅行」と言えば、旅館やホテルに宿泊することを指していた。だがキッチン付きの一軒家やアパートに宿泊できる「民泊」が登場すると、旅費を抑えられるとあって若者や家族連れから好評に。

しかし、こんなトラブルには要注意だ。ある民泊にまつわる驚きの事件を、イギリスの『The Sun』や『UK TIME NEWS』が報じている。


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■ここ数年で人気が急騰

個人が所有する住宅を活用し、宿泊サービスを提供する「民泊」。ここ数年、インターネットを通じて『Airbnb』などで簡単に予約できることから、世界各地で急速な展開が進んでいる。

しかし個人の物件とあり、時にトラブルに見舞われることもある。

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■寝室に隠しカメラを発見

ブラジル・ゴイアニアに住むアナ・ルシア・ベゼラさんとジュリア・ストッパさんのふたりは、Airbnbからリオ・デ・ジャネイロのビーチサイドで2週間の民泊を予約した。

ところが滞在して1週間が経過したある日、ふたりは寝室にあるクローゼットの扉に不審な穴が開いているのを発見。携帯電話の光を当てながら中を覗いてみると、そこには隠しカメラが設置されていた。

アナさんとジュリアさんは腹立たしい気持ちでクローゼットを壊し、カメラの配線をたどってみると、それはバスルームにも繋がっていた。


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■28万円の請求書

さらにカメラをよく調べてみるとマイクが備わっており、なんと滞在者の会話まで盗聴されていたことがわかった。ふたりはただちに荷物をまとめ、部屋から退去。盗撮や盗聴の被害を通報するため、その足で警察署へ向かった。

しかし、その物件の所有者は「これは器物破損行為。ふたりにクローゼットなどを壊された」として、アナさんとジュリアさんに約28万円を請求したという。


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■所有者のアカウントを無効に

これに対し、Airbnbは所有者を強く非難。法的措置を取るとともに、所有者の登録アカウントを無効化。「セキュリティは私どもの最優先事項です。宿泊者のプライバシー侵害や違法行為があった場合は厳しく対処します」という声明を発表した。

アナさんとジュリアさんはこの件について、世間に「民泊や宿泊施設を利用する際は、カメラや盗聴器がないか、ぜひ最初に確認を」と広く注意を促している。

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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ

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