「メンタルの弱さ」を自覚する人は7割 世代差・男女差も顕著に
「コロナうつ」という言葉も流行語に。メンタルの強さ・弱さの自覚を調べてみたところ…。
メンタルヘルスやネット用語としての「メンヘラ」といった言葉は、かなりよく目にするようになった。新型コロナウイルスへの心配や後遺症などが精神的に影響する「コロナうつ」といった症状に悩まされる人もいるようだ。
今や体の病気・不調と同じように広く受け入れられるようになった心の不調だが、自分自身のメンタルについてはどのように感じているのだろうか。
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■7割が「弱い」
Sirabee編集部が、全国10〜60代男女880名を対象に調査したところ、「メンタルがかなり強い」「やや強い」と答えた人はわずか3割。全体の7割が「かなり弱い」「やや弱い」と、自らのメンタルの強靭さに不安を覚えていることが明らかとなった。
■40代以下で目立つ
SNSなどでは「豆腐メンタル」といった書き込みを目にすることがある。これは、精神的に非常に柔らかくもろいということを食べ物にたとえた表現だ。逆にいうと、SNSを多く用いる若い世代には自分のメンタルの弱さを隠さずに共有できる環境があるのかもしれない。
実際、今回の調査でも、「かなり弱い」と答えた人が最も多かったのは10〜20代で34.0%。40代以下では3割を超えている。「かなり弱い+やや弱い」が7割を超えたのも40代以下の世代だ。
■とくに女性は…
メンタルの強さ・弱さ自覚には、男女差も少なくないようだ。とくに「かなり弱い」と答えた人の割合は、男性では24.5%にとどまるのに対して、女性では10ポイント近く多い34.1%。
いまだに、男性のほうが精神的な弱音を漏らしづらい空気が影響している可能性もある。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女880名 (有効回答数)