東京の下町・荒川区に掲出された張り紙 思わず「ほっこりしてしまう」と話題に…
東京・荒川区に掲出された張り紙が「ほっこりする」とネットで話題に…。投稿者に詳しい話を聞いてみると。
2022/11/16 04:00
東京23区の北東部に位置する荒川区は、歴史のある建物が多い下町情緒あふれる街である。今ツイッター上では、そんな荒川区に掲出された「心温まる張り紙」が話題になっているのをご存知だろうか。
【話題のツイート】世の中、こんなニュースばかりになると良いのに…
■張り紙から下町の温かさを感じる
「荒川区にはこういうニュースしか流れていない」とコメントを添え、1枚の写真を投稿したのは、ツイッターユーザーのハリジャンぴらのさん。シャッターに掲出された張り紙には、「猫見つかりました。とらちゃん無事見つかりました! 心配してくださった方、探してくださった方、ありがとうございました」と感謝の気持ちがつづられているのだ。
街中で「ペット探しています」という張り紙を見ることは多いが、「見つかりました」という報告はまず見ない。下町の人情を感じる温かい話である。
■ほっこりしたという声
ぴらのさんの投稿にネットでは、「こういうのでいいんだよ」「良いニュースだ」「平和でよし」「優しい世界だ」といった具合に、思わずほっこりしたという人からの声が続出。
他には、「荒川区最高だろ! ちなみに洗濯物が23区で1番乾く区でもあるんだぜ」「荒川は猫の街だからね」など、地元民からのコメントも多く見られた。
■投稿者に詳しい話を聞いてみる
今回の投稿は、わずか数日で3万件を超えるいいねを獲得。大きな話題を呼んだ張り紙は、荒川区西尾久にある「読売センター町屋宮の前」で掲出されていたという。
張り紙を発見した時の心境を聞いてみると、「『良かったね。下町人情あふれる荒川区らしい、温かいニュースだね』という感じでした」と話すぴらのさん。ちなみに発見された猫は、読売センター町屋宮の前で飼われている猫のようだ。配達用の原動機付き自転車の上に乗っている写真なので、ピンと来た人も多いのでは…。
■荒川区の魅力は…
取材の最後、荒川区在住のぴらのさんに街の魅力を聞いてみると、「良くも悪くも地味ですね。23区で山手線ゲームをやると最後まで名前が名前が出てこない区だと思います。何があるのかと聞かれると答えられません。でも裏道を散歩すると今回の張り紙のようなものを見つけられるので面白いです。皆さんぜひ遊びに来てください。何もないけど…」と語ってくれた。