若きカップルを次々虜にする渋いビジネスホテル 行ってわかった「その魅力」
ドーミーインの和風ブランド「御宿 野乃」。浅草店では毎朝いくらかけ放題が体験でき…。
■朝食ビュッフェに注目が…
全国に展開するビジネスホテルチェーン「ドーミーイン」。その和風プレミアムブランドとして2016年に誕生したのが「御宿(おんやど) 野乃」。ここの様子がいまTikTokで多く拡散され、若者層中心に反響が上がっている。
入口から部屋まですべて畳敷きという和スタイルと、ビジホでは珍しい豪華な温泉大浴場が特徴で、現在全国に約10店舗展開し好評を得ている。SNSで特に「映える」と話題に上がるのが、同館の朝食ビュッフェ。そこにはどんな人気の秘訣があるのか…。
■無限いくら海鮮丼
耳目を集めるのは朝食ビュッフェで繰り広げられる「いくら食べ放題」。東京都内唯一となる「御宿 野乃」の浅草店では、いくらの醤油漬けに甘エビやえんがわといった刺身が食べ放題となり、何杯でも大盛り海鮮丼が自作可能なのだ。
調べてみると朝食付きプランは1泊18,000円ほど。ビジホにしてはちょっとリッチだ。しかし、記者は現在展開している国の全国旅行支援「ただいま東京プラス」を利用。5,000円ほど割引したお得な金額で宿泊することにした。
■見つけたぞ…!
夕刻、チェックイン時間帯のフロント前は20代前半と思われる若いカップルが5~6組並んでおり長蛇の列。館内は活気で溢れていた。中年記者がビジホで浮いた存在になるとは…。
翌朝は朝6時に起き食堂へ向かった。前日に満室と聞き、朝の食堂がめちゃくちゃ混むと予想していたからだ。食べ放題のビュッフェとはいえ、「いくら補充待ち」だけは避けたい。そしておじさんの朝は早いのだ。
食堂につくと、約30種類のおかず、サラダ、フルーツ、スイーツなどが並んでおり、その真中に巨大な鉢に入ったいくらの醤油漬け。見つけたぞ、若者たちを誘惑する元凶(?)。輝く山盛りいくらはじつに美しい…。
■ねぎとろ、えんがわ、甘エビが脇役
ご飯は通常の白米とすし飯があり、どんぶりによそったらいくらをお玉で何杯もぶっかける。まさに至福の一時だ。
鮮度の良いいくらはプチプチ食感が心地よく、醤油漬けされているのでじつにまろやかな味わいでウマい…。
生臭さは皆無で永遠に食べていられる感じがする。ねぎとろもいい味を出している。それに比べると甘エビ、えんがわはやや小ぶりでインパクト薄だったが、いくら重視海鮮丼なので問題なし。
写真で見せつけたよう、結局3回もおかわり。朝食だけでだいぶ宿泊費の元をとれた感じがした。自分へのご褒美に、たまにはこんな宿泊体験も良い。
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)