杉村太蔵、日本の選挙制度に独自見解 「”あなたの1票で日本を変える”は嘘」
杉村太蔵が『TVタックル』で選挙制度について「あなたの1票が日本を変えるのは嘘」と持論を展開した。
■大竹まことが選挙制度を疑問視
日本の政治や選挙制度について議論したこの日の放送。大竹まことは「日本の選挙制度ってどうなんですか。与党にちょっと有利なんじゃないですか」と質問する。
この疑問に元衆議院議員の中林美恵子氏が「小選挙だったらまだしも、そこに比例代表が入ってくるので、小さな新しい政党が出やすいです。そうすると国民はやっぱり新しいものとか不満を代表してくれるものに投票するので、どうしても現状の与党が強くなるということになって、野党はバラバラというのは続いていくでしょうね」と持論を展開した。
■「国民が政権交代望んでいない」
津田塾大学教授の萱野稔人氏は「小選挙のもとで政権交代が起きたわけだし、私は選挙制度の問題なのかなっていう気はしますけどね。今って、もうそんなに政権交代を望んでないんじゃないですか、国民が」と指摘。
そして「政治改革の時代って30年間平成がありましたけど、もうこの時代は終わっているのが私の率直な感想ですね」とコメント。すると阿川佐和子が「望んでいないというか、ヒーローみたいな人が誰もいない」と感想を語った。
■杉村が持論
議論を聞いたトラウデン直美は「これ(政策)のためにどうですかというのがあったら、選挙に気が向きやすいかな」と提言する。
この話を怪訝そうに聞いていた杉村は「行く? 本当に行きます?」と疑問視すると、「言い過ぎなのよ。『あなたの1票が日本を変える』って。嘘だよ、あれは。そんなわけないから」と叫ぶ。
続けて「そこまでのほどではないので、あんまり選挙とか政治にね。だってあなたの1票でもなかなか難しい。私、1議席をもらっても、そんなに変わらなかったんだから。そこまで政治に期待させるっていうね、幻想を抱かせてることがね、大きな間違いだと思うね」とコメントした。
■大竹と議論に
話を聞いた大竹は「1票で変わるわけないって言ったよね。誰か投票しに行くわけだよね。杉並区の区長は現職と今のと争って、180票(差)で代わったんだよね。それを計算すると1人の1票はかなり大きな役目を果たすんじゃないかなって、僕は思うんだけど違うの?」と質問する。
すると杉村は「僕はそんな大きくないと思う。じつはね(政治を)やった感じでいうと」と反論し、意見を戦わせていた。
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)