警察から1年逃げ続けた男が逮捕 家族とディズニーを満喫中に…
手配中の逃走犯を見つけたのは休暇中の連邦捜査官。偽の身元を使い堂々とリゾートを満喫？
約1年の間、警察の捜査から逃げおおせていた逃走犯の男。しかしディズニーワールドで家族と余暇を過ごしているところを休暇中の連邦捜査官に見つかり、あえなく逮捕となった。『NBC News』『CNN』などの海外メディアが報じている。
■捜査官がたまたま発見
アメリカの郵便検査局の捜査官であるジェフ・アンドレさんは先月、フロリダ州のディズニーワールドで休暇を過ごしている最中、たまたま手配中の逃走犯を発見した。
男は偽の身分証で、ディズニーワールドに来園。家族と一緒に「アニマルキングダム」エリアにいるところを、アンドレさんと保安官によって逮捕されたという。
■救済ローンを不正取得
クアション・バートン（32）は2021年11月、少なくとも4人の個人情報を盗み、新型コロナウィルスの救済ローンを申請して15万ドル（約2,100万円）を不正に取得した疑いで起訴された。
当局はブルックリンの自宅で逮捕しようとしたがもぬけの空で、彼はそれから約1年にわたって、盗んだ身分を駆使して警察から逃走中だったという。
■逮捕後も他人のフリ
アンドレさんはアニマルキングダムでバートンを見つけた後、オレンジ郡の保安官事務所に通報し、家族2人と行動していたバートンを拘束した。しかし、偽の身分証を扱うことに慣れていたバートンは、逮捕後も正式な身元を明かすことを拒み続けていたそうだ。
また、彼の弁護士は「身元を指紋で確認した後でさえ、彼は法執行機関に自分がクアション・バートンではないと言い続けていた」と述べている。
■逃走のリスクが大アリ
逃走中の身でありながら、家族とテーマパークを楽しんでいたバートン。偽の身分に自信があったのかもしれないが、休暇中の捜査官に見つかるとは思いもしなかったのだろう。
なお、さまざまな身元を使い分けるバートンには「極度の逃走リスク」があるとされている。ニューヨーク州の裁判官は、バートンには保釈は認められるべきではないとの判断を下している。
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（文／Sirabee 編集部・びやじま）
