学校生活に「制服」は必要か不要か? 若い世代でとくに目立つ声は…
多くの中学や高校には当然のようにある制服。本当に必要なのか調査してみると…。
男子は学ラン、女子はセーラー服。もしくは男女ともにブレザー。日本の中学や高校の多くが制服を採用している。中には、有名デザイナーを起用し、制服の可愛さを積極的にアピールしている学校も。
しかし、なぜ中高生は制服を着なければならないのだろうか。また、世間はどのように受けてとめているのだろうか。
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■7割弱が「制服は必要」
Sirabee編集部が、全国10〜60代男女1,433名を対象に調査したところ、全体の66.7%が「学校生活に制服は必要」と回答した。
じつに2/3が支持しており、圧倒的多数と言ってもいいだろう。
■若い世代で目立つ
この調査結果を世代別に見てみると、興味深い傾向も。制服必要派が最も多かったのは30代で69.1%。50代以下では6割台後半〜7割に迫り、唯一、60代だけが56.5%と6割を下回る結果となった。
学生生活の記憶も新しい若い世代や、子育て世代の支持が高いことは、校則に衣服を縛られる不自由さよりも、毎日服を選ぶ手間が要らず、楽で便利なこと、またコスト面でも割安だということかもしれない。
■近年は多様化も
制服の有無を含めてその学校の教育方針や個性でもあり、学校選びのポイントにもなるもの。また近年は、女子でもスラックス(パンツスーツ)スタイルの制服を選べる学校もあり、そもそもが画一的な制服にも多様な志向に合わせる動きも見られる。
親子の対話の中で、ただ「校則だから着る」というだけでなくその魅力や利便性、デメリット、制度の背景などを話し合いながら進学先選びに活かしてみてほしい。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,433名 (有効回答数)