コロナ収束後もアルコール手指消毒は必要? とくに女性に目立った答えは…
お店やオフィスの入り口でもはや当たり前になったアルコール消毒スプレー。コロナが収まっても残してほしい?
新型コロナウイルスの感染拡大以降、公共施設やオフィス、店舗、集合住宅に入る際などに普及した消毒用アルコールなどによる手指消毒。
コロナ前から、ジェルタイプやウェットティッシュタイプの消毒剤を携帯していた人もいるだろうが、今や置かれていないエントランスを探すのは探すのが難しいほどだ。
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■飛沫が手につくリスクに
口や鼻から出た飛沫に含まれるウイルスは、取っ手やボタンなどモノの表面で感染性を維持する恐れが指摘されている。そこで、飛沫を抑えるマスクに加えて、手や指についてしまったウイルスを不活性化するのが手指消毒の役割だ。
もはやニューノーマルとして定着したようにも見える手指消毒の習慣だが、刺激が強いエタノールについては肌荒れなどを心配する声も。コロナ禍が始まって3年近くたった今、世間はどのように考えているのだろうか。
■7割が「コロナ後も」
Sirabee編集部が、全国10〜60代男女880名を対象に調査したところ、「コロナ収束後もアルコール手指消毒を続けてほしい」と回答したのは、全体の70.1%。
ここまで普及したのはコロナきっかけではあるものの、清潔好きな日本人の衛生観にぴったり合ったのかもしれない。
■女性の意識が高い
今回の調査結果、世代別ではいずれの年代もほぼ7割と大きな差が見られなかったが、意外にも男女差が。男性で「コロナ後も続けてほしい」と答えた人は66.2%だったのに対して、女性では73.1%。女性のほうが約7ポイント高い。
自分だけでなく子供の衛生管理といった側面からも、女性のほうがウイルスへの警戒感が強いのかもしれない。
■手の保湿対策も
2020年の感染拡大当初は、手に入りづらくなっていたアルコール消毒液も、今やどこでも容易に買えるようになった。一方で、これからは空気が乾燥して肌荒れしやすい季節。
しっかり消毒してウイルス対策は行った上で、ハンドクリームなどの保湿もしながら冬を乗り切りたい。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女880名 (有効回答数)