習政権3期目によって悪化する日中関係 中国での邦人拘束が増える恐れも…
終身雇用となった習近平氏。今後はこれまで以上に強硬姿勢で日本に接してくる懸念も…。
習政権は3期目に入ったが、これによって習近平国家主席は亡くなるまで指導者として君臨し続けるだろう。最高指導部も自らの側近のみで固め、事実上イエスマンしかおらず、習氏は好きなことをできる環境を手に入れた。
■日本により強硬な姿勢で臨む懸念
習氏は中華民族の偉大な復興、社会主義現代化強国の実現、要は世界一の経済大国、世界で影響力を持つ中国を目指しており、今後はそれに向けて政権運営を徹底することだろう。
その中で懸念されるのが、習氏は日本との間で課題を抱えた時、これまで以上に日本に対して強気の姿勢で対応してくることだ。
■台湾問題などでヒートアップしたら…
当然ながら、習氏としても経済パートナーとしての日本の重要性は認識しており、必要以上の関係悪化は望んでいない。
しかし、台湾問題など習氏が定める中国の核心的利益で日本とヒートアップした場合、日本に対して強硬な対応を取ってくることが考えられる。