『東京卍リベンジャーズ』、最終回まで残り3話… 初回から明かされていない「謎」
『東京卍リベンジャーズ』では第一話から明かされていないことがある。果たして真相は…。
16日、『週刊少年マガジン』(講談社)で連載中の人気漫画『東京卍リベンジャーズ』が最終回を迎える。ラストまで残り3話となり、ネット上では様々な考察が繰り広げられている。
じつは、同作には第1話から解き明かされていない「謎」があって…。(※以下、ネタバレ含む)
■社会現象を巻き起こした作品
『東京卍リベンジャーズ』は、2017年から連載されている人気作品。不良だった26歳の主人公・花垣武道がタイムリープ能力に目覚め、中学時代にタイムスリップしてかつての恋人が殺害される運命を変えるため、元凶となる暴走族チーム「東京卍會」でトップに成り上がる物語だ。
累計発行部数は今年7月時点で6,500万部を超え、アニメ化、実写映画化、さらに舞台も上映されるなど、社会現象を巻き起こした。
■未だ明かされていない「謎」
10月19日、『東京卍リベンジャーズ』公式ツイッターで11月16日発売号の『週刊少年マガジン』で完結することが伝えられた。ネット上では、早くもラストシーンがどうなるか予想する声があがっている。
『東リベ』連載開始当初から現在まで読破している、ある男性ファンは気になる箇所があると話す。
「第1話で主人公の武道が電車の線路に突き飛ばされるシーンがあるのですが、誰が彼を落としたのかいまだに分かっていないんです。これを機に彼はタイムリープできる能力を身に付けますが、誰が何のためにそんなことをしたのでしょうか…」(『東リベ』ファンの男性)。
■タイムリープ前、誰が…
ここで「あれ?」と思った人もいるかもしれない。第7話で、過去へ戻った武道が再び現代に戻った後、彼を突き落としたのは親友の「アッくん」こと千堂敦だったことが判明しているからだ。
千堂は、主人公最大の敵・稀咲鉄太に脅されてそうした行動を取ったことが明かされている。前出の『東リベ』ファンは、その点を指摘すると首を振る。
「第一話時点、つまりタイムリープ前の”アッくん”は16歳の時にある不良を刺して逮捕され、出所後は末端のチンピラになっています。26歳の彼は稀咲とは無関係なので武道を線路に落とす理由がないんですよ」(前出・『東リベ』ファンの男性)。
千堂が武道を落としたのは、主人公がタイムリープによって過去を変えたことで起きた結果だった。だが、タイムリープ前の第一話時点で誰がそんな行動を取ったのか分からないということ。
■5年間明かされていない
そうした事情を踏まえて、「犯人」について考えられる可能性はというと…。
「稀咲など主人公と敵対するキャラクターが落とした可能性はあります。ただ、個人的には線路に突き落とすことでタイムリープできるようになったので、武道に過去を変えて欲しい誰かが落としたのではないかと思います。ここはファンの間でも様々な考察があるので、最終回までに明かされて欲しいですね」(前出・『東リベ』ファンの男性)。
連載が始まった17年から5年間解き明かされていないこの謎、果たして真相はいかに──。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)