ハードオフで39万円のラジカセ発見、一体なぜ… 「初めて見た」とネット上が震撼
ハードオフ店頭にて「39万円のラジカセ」を発見。その仕様に、驚きの声が寄せられており…。
■元の金額の「8倍以上」に…
存在を知らなかった。
そして値段を三度見くらいした。aiwa CSD-GM1。メガドライブ互換機。#ハードオフ pic.twitter.com/bOoKYxI5kr
— 久松剛/流しのEM、IT怪談師 (@makaibito) October 2, 2022
今回注目を集めたのは「CSD−GM1」なる機器で、発売されたのは今から28年前になる1994年9月1日のこと。
当時は「メガドライブ」や「スーパーファミコン」といった家庭用ゲーム機が人気を博しており、同年11月には「セガサターン」が、12月には「プレイステーション」が発売を控えている…という、ゲーム機戦国時代における「嵐の前の静けさ」が感じられるかのような絶妙なタイミングであった。
そんな中、件のCSD−GM1は「最後のメガドライブ互換機」として、定価4万5,000円で発売されている。前出の「38万5,000円」という金額を見た後だと安く感じるかもしれないが、次世代ゲーム機となるサターンの金額が発売当時4万4,800円、プレステが3万9,800円であることを踏まえると、強気すぎる値段と言わざるを得ない。
実際、ハードオフからも「次世代機の発売や、販売価格が高額という事情もあり、さらに製造数も少なかったためか『店頭に並んでいるところを見たことがない』というほど、貴重なもののようです」とのコメントが寄せられている。
気になる機能はというと、互換機として「メガドライブ」(カセット)や「メガCD」のソフトがプレイできるのは勿論、ラジカセとして音楽CDやカセットも再生可能とのことだ。
■ハードオフ「ガチ勢」も驚愕するレベル
こちらの「メガCDラジカセ」というキメラのような機器が非常に貴重で、且つ価格が押し上げられている理由について、ハードオフは「生産数の少なさが一番の理由だと思われます」と強調している。
ハードオフヘビーユーザーの中には「ラジカセコーナーを見る際、まずこのメガCDラジカセがないかを探す」旨をポリシーとしている人物もいるのだが、そうした歴戦の猛者ですら「ジャンクでも、今まで一度も見たことがない」と漏らすほどで、いかに貴重な存在であるかが伺えるというもの。
現在はプレイしなくなったゲーム機も、小まめにケアしつつ30年間保管しておけば、思いもよらぬ価値がつくかもしれない…?
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)