「マスクして咳」と「咳していないノーマスク」 どちらが警戒されるか調べてみたら…
世界ではほぼ日本と中国だけで続くマスク推奨。意外な調査結果が明らかに。
新型コロナウイルス感染拡大により、国内では必需品となったマスク。
マスク着用が推奨されるのは、「屋内で近距離の会話がある場合」などに限定されるはずで、岸田文雄首相も第7波が落ち着き始めてからはノーマスク普及に躍起になっているが、今も街なかではほとんどの人がマスク姿で行き来している。
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■英女王葬儀でもノーマスク
海外の報道を見ると、中国を除いて世界各国の街角にマスク姿の人はほとんど見られない。米MLBの満員の観客が詰めかけた球場もほぼ全員がノーマスク、英国エリザベス女王の葬儀も、参列した天皇皇后両陛下を含めてほぼ全員がマスクを外していた。
日本人のマスク信仰にはかなり根深いものがあるように見えるが、ひとつ興味深い調査結果がある。Sirabee編集部は、全国10〜60代男女1,433名を対象にこんな質問をしてみた。
「同じ空間に『マスクをして咳をしている人』と『咳をしていないがノーマスクの人』がいた場合、どちらにより抵抗を感じるか?」というものだ。
■結果は真っ二つ
咳をしている人は、喘息など感染性がない症状である可能性もあるが、風邪や新型コロナ、インフルエンザなど呼吸器感染症の恐れもある。市販されている一般的なマスクで、咳による飛沫やウイルスを完全に防ぐことができないのは明らかだ。
ところが、「マスクをして咳をしている人」のほうにより抵抗感じると答えたのは、全体の50.2%。咳をしていないがノーマスクの人のほうにより抵抗を感じる人は49.8%と、ほぼ五分五分で分かれる結果となった。
何の症状もない人もノーマスクだというだけで、マスクをして咳をしている人と同じくらい警戒されてしまう…ということになる。