魅力度46位の茨城県は「いばらぎ」か「いばらき」か 由来は奈良時代にも…

今年の都道府県魅力度ランキングでは1つ上がって46位となった茨城県。でも正しく読める?

茨城県

ブランド総合研究所が毎年発表している「都道府県魅力度ランキング」。今年の結果は今月8日に発表され、昨年最下位に沈んだ茨城県は、1つ順位を上げて46位となった。

とはいえ、ランクアップしたもののやはり存在感が薄い茨城県。ちなみに、「北関東3県」としてしばしばライバル視されるお隣の栃木県は1つ順位を上げて40位、その隣の群馬県は前年と変わらず44位だった。


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■2割弱が誤読

このように印象やイメージが薄いことも影響しているかもしれないが、茨城県の悩みのひとつはその名前だろう。Sirabee編集部が全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、全体の18.5%が、茨城県を「いばらぎけん」と呼んでいることが判明した。

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高い割合ではないが、それでも2割弱が「いばらぎけん」と認識していることがわかる。なお、誤読している割合が最も高かったのは50代で22.3%と唯一2割を上回った。

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■「宮城」は濁るが…

都道府県の中で「城」という漢字が使われるのは2県。宮城県と茨城県だが、宮城県はもちろん「みやぎけん」と「城(き)」が濁音になる。

これは「連濁(れんだく)」という日本語のルールで、「落ち葉(おち+ば)」「福袋(ふく+ぶくろ)」というように、2つの語が結びついて1つの言葉になる場合、後ろの語の冒頭が濁るという仕組みによるものだ。

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■連濁の例外