抗うつ剤を服用した男性の肌が茶色に変化 医師は原因を解明できず

一刻も早い原因の解明と、治療を願う声が世界中から届いている。

2022/10/09 07:30

薬・錠剤・服用

薬やワクチンでは、予期せぬ副作用や副反応が現れることがある。倦怠感、発熱や発疹といった症状が一般的だが、アメリカに住む男性は、皮膚の色に変化が起こってしまったそうだ。イギリスの『Daily Mail』や『Oddity Central』などが報じている。


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■1年半前から精神科に

深刻かつ謎めいた副作用に悩まされているのは、アメリカ・ルイジアナ州に住んでいる2児の父親のタイラー・モンクさん(34)だ。

害虫駆除業者で働いているタイラーさんは、しばらく不安とうつ症状に悩まされていたため、それを改善すべく2021年1月に精神科を受診したという。

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■抗うつ剤を処方される

タイラーさんは病院で、塩酸フルオキセチンを成分とする選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)の「プロザック」を抗うつ剤として処方された。

比較的副作用が少ないという説明だったが、服用して数ヶ月がたつも気分が上向きになることはなく、タイラーさんの肌の色に徐々に変化が出始めたという。

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■いまだに医師も解明できず

白人のタイラーさんの現在の肌の色は、なんとこげ茶色だ。精神科や皮膚科などあちこち巡った結果、ある医師はそれを「光線過敏症」と診断した。

日差しの強い季節には長袖を着るなどして太陽の光から皮膚を守っているが、1年以上たった今でも彼の肌色が元に戻ることはなく、謎は解明されないままだ。


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■成分が太陽光に反応か?

その抗うつ剤が体質に合わないと考え、服用を止めたタイラーさんだが、症状は一向に改善されない。TikTokで自身の様子についてシェアすると、世間は「逆マイケル・ジャクソンだ」と騒ぎ始めた。

そんなタイラーさんを心配し、「太陽光にさらされた部分だけ影響を受けているようなら、塩酸フルオキセチンがメラトニンを増加させてしまっているのかも…」といった専門的な意見も書き込まれた。

なお、「タイラーさんの皮膚を治療するために」としてクラウドファンディングも開設され、続々と支援が届いているようだ。

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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ

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