エアコンの掃除をする時… つい見落としがちな「アレ」のケアが重要だった
エアコンの掃除を考えている人も多いはず。ダイキンにこの時期注意すべき点を聞くと…。
10月に入り、夜は上着がないと肌寒く感じることが多い。涼しくなってエアコンの掃除をする人も多いだろう。
エアコン清掃というとフィルターばかりに目がいきがちだが、見落としがちな箇所のケアが重要で…。
■「エアコン清掃=フィルター」?
6日、東京の最高気温は16℃、最低気温も10℃前半と予想されている。8~9月の蒸し暑さから一転、一気に寒くなりそうだ。
エアコンを使わなくなり、冬に備えてそろそろ掃除しようと思う人も多いのではないか。エアコン清掃というと、真っ先にフィルターの汚れを取ろうと考えるかもしれない。
実際、フィルターをきれいにすることで部屋全体に冷暖房が効きやすくなり、電気代の節約につながることはご存知だろう。Sirabee編集部でも効果的なフィルター清掃のやり方を紹介済みだ。
だが、フィルター以外に掃除するべき場所もあるはず。そこで、ダイキン工業株式会社にこの時期注意するところを聞いた。
■フィルターを外すと…
ダイキンによると、フィルターを取り外した際に注目するところがあるという。「室内機の奥にある薄いアルミの板がたくさん並んだ『熱交換器』が汚れていないかも確認しましょう。ここに汚れが溜まると、カビの発生や嫌な臭いの原因になる場合があります」。
たしかに熱交換器を見ると、ほこりがどっさり溜まっている。だからといって、雑巾でゴシゴシこするのはNGなようで…。
「ご自身で清掃しようとすると、アルミの板の部分が折れ曲がってしまったり、電気部品の故障につながったりする可能性もあります。熱交換器が汚れている時は、エアコンの専門業者への掃除の依頼をおすすめします」(前出・ダイキン)。さらに取材を進めると、掃除をし忘れていた箇所が次々に明らかになったのだ…。
■エアコンの「外」にも注意
これからの時期、エアコンの「外」にも目を向ける必要があるという。「夏から秋の台風シーズンや落ち葉が増える時期は、室外機の周辺や裏側に落ち葉やゴミ、思わぬ飛来物などが入り込んでいることがあります。また、エアコンを使用していない間に荷物を置いてしまっていることもあるので、シーズンが始まる前に確認・掃除をするようにしましょう」(前出・ダイキン)。
記者も一人暮らしをしていた大学生の頃、室外機に色々と物を置いてしまっていた。そのせいか、冬場エアコンの効きが悪くなり、部屋の中でダウンジャケットを着る羽目になったことがある…。
■リモコンの掃除も大切
意外と見落としがちなのが、エアコンのリモコンだ。手垢が付きやすく、使わない時も電池を入れっぱなしにして放置していることが多い。
前出のダイキンにリモコンについても聞いた。「リモコンの外側に関しては、お客様が気になられたタイミングで拭いていただければと思います。また、リモコンの電池がなくなってくるとリモコンの液晶画面の表示が薄くなってきます。その際は、電池を交換いただくと同時に液漏れしていないかご確認ください」(前出・ダイキン)。記者も経験があるのだが、リモコンの電池が液漏れすると温度の上げ下げ・停止・おやすみモードなど、リモコンのあらゆる機能が使えなくなってしまうので要注意だ。
くしくも10月の3連休は20℃前後と涼しくなることが予想されている。この機会にこれまで見落としていたところを徹底的に掃除してもいいかもしれない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)