褒められてもいるはずなのに… 約8割が悩むネガティブな思考回路の正体
どれだけ評価されようと、たった一つの否定だけで…。
■「ネガティビティバイアス」とは
ポジティブな情報よりもネガティブなことのほうが記憶に残りやすいことを、心理学用語で「ネガティビティバイアス」と言うそう。狩猟時代に人間が生命を維持するため、ネガティブな情報を記憶しておくことで、その後の危機回避に役立てたと言われている。
さらに自分のことだけでなく他人の評価においてもネガティブな感情のほうが残りやすいようで、活躍していた芸能人がスキャンダルで一気にバッシングを受けるのがいい例といえるだろう。
■前向きすぎて失敗する後輩
一方で、30代女性は「会社の後輩は、いいように言えば前向きな性格なんです。ただ同じミスを繰り返すところがあるため、彼女を見ていると『少しは、考え込んだほうがいいのかも…』と思えてきています」と話している。
落ち込んでばかりでは、心が疲弊してしまうだろう。しかし考え込むことによって今後の反省につながることもあるので、落ち込んだ時間も無駄ではないと思いたいものだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代の男女1,574名