腹から子宮を掻き出された遺体発見 カルト教団が妊娠中期の女性に謎の儀式か
女性には暴力団ともかかわっていたという噂も。現場の近くで目撃されていた黒い車の主は…?
このほどブラジルのある町で、妊娠中の女性の無惨な遺体が発見された。それはカルト教団による危険な儀式か、生け贄か。『NEW YORK POST』『Mail Online』などが不気味な事件の話題を伝えている。
■妊娠中の子宮を失った遺体
ブラジル・サンパウロ州のモジー・グァスー市で21日、腹部を刃物で切り裂かれた若い女性の遺体を通行人が発見し、警察に通報した。
その後、女性は市内に暮らすオハナ・カロリンさん(24)と判明。3人の子供の母親で4人目の子が妊娠7ヶ月だったが、切り裂かれた腹部から子宮ごと抜き取られていた。
■付近にはカルト教団
遺体が発見当時、カロリンさんはTシャツしか身に着けておらず、その脇に彼女の物とみられるショートパンツ、ビーチサンダル、小銭が置かれていた。
なお、現場となったポルタウ・ド・ラーゴ地区は、カトリックばかりか多様な宗派の教会が立ち並んでおり、屋外で奇妙な儀式を執り行う光景もしばしば確認されてきたという。
■危険な儀式、生け贄、そして…
こうした状況と過去に起きた数々の事件から、警察はカロリンさんがカルト教団の危険な儀式を受けて死亡した、あるいは何らかの儀式に伴い、生け贄にされてしまった可能性があるとみて捜査を進めている。
現在、遺体の司法解剖が行われているが、夫とは別に性的関係を持っていた相手がいたか否かについても調べることになるという。
■暴力団の影も
しかし、ある友人は「彼女のことはとても好きだったのに、非道な暴力団と関わりを持つようになったと聞いて、ちょっと距離を置いていました」とも話している。
モジー・グァスー警察には、21日未明に犯行現場の近くでカロリンさんを乗せた黒い車を目撃したという証言が少なくとも2件入っており、捜査はますます複雑化の様相を呈しているようだ。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)