借金14で最下位の中日ドラゴンズ 谷繁氏は「本当に腹が立ってきて、いい加減」
Aクラス入りが厳しくなってきた中日ドラゴンズ。谷繁氏は現在のチーム状態に喝を入れる。
2022/09/14 12:00
元プロ野球選手で野球解説者の谷繁元信氏は13日、自身のYou Tubeチャンネル『谷繁ベースボールチャンネル』を更新。最下位に沈む中日ドラゴンズに対して、厳しい言葉をかけた。
■Aクラス入りが厳しい状態
プロ野球も最終盤に差し掛かった9月。セ・リーグは東京ヤクルトスワローズが首位を独走し、2位に横浜DeNAベイスターズ。クライマックスシリーズに進出できる3位の座を4チームで争っているが、中日は3位まで5.5ゲーム差と厳しい状態だ。
チーム低迷の原因は、3勝16敗と大きく負け越している対DeNA戦。他の4球団との対戦成績は47勝44敗と勝ち越しているため、DeNA戦での借金が順位に大きく響いている。
中日がDeNAに3連敗した、8月30日からの3連戦で解説を務めたという谷繁氏は、「正直力の差を感じました。とくに打線で、ちょっと打てなさすぎるというところで、手の打ちようがない感じなんですよね」と話す。中日の打線は長打が少なく、チーム得点は364とリーグ最下位(5位のDeNAが445点)。チーム本塁打は59本で、村上宗隆選手の55本とあまり差がないのだ。
■厳しい言葉をかける
古巣でもある中日の選手に対して谷繁氏は、「プロ野球選手というところで、満足しているように見えるんですよ。勝たないと、打たないと」「厳しい言い方ですけど腹が立ってきて、いい加減」と苦言を呈した。
最下位という状態に、「歯が折れるぐらい歯を食いしばって、悔しい思いをしているかどうか」「たかだか1人じゃチームは勝てないです。皆が…」とチーム全体が奮起する必要があると訴えた。