友人から貰った和菓子、パッケージ表記に目を疑う… 衝撃の「6文字」にネット民驚愕
友人から貰った和菓子のパッケージをよく見ると…。記載された販売者の「住所」にツッコミの声が寄せられているのだ。
■「もちだんご村」にそんな歴史が…!?
もち吉って会社の住所がかわいくて好きなんだ
もちだんご村なんだよ…わたしも住みたいよもちだんご村 pic.twitter.com/AozOb5jvB3
— さかなかもしれない (@yumesakana) September 8, 2022
まずは率直に「もちだんご村」の詳細について尋ねたところ、もち吉の担当者は「当社が通販事業を開始する際、まず商品の味を知って頂こうとサンプルとして、缶のお煎餅の詰め合わせを電話帳でピックアップした企業や団体へ送付したことがありました。 その際、もち吉の存在と名前が商品を手に取って頂いたお客様の記憶に残るようにと、 過去の本社周辺の地名である『字餅米』(あざもちごめ)の使用と、当時の社長が漠然と頭に描いていた『もちだんご村餅乃神社前』という表記を考案し、郵便局に表記の許可を頂いたという経緯がございます」と、ことの経緯を丁寧に説明してくれたのだ。
なお「もちだんご村」は本社周辺エリアの総称で、「餅乃神社」は工場の前に建立した神社の名称となる。一連の表記は1987年頃から使用しているとのこと。
■「もちだんご村」の内情に迫る
村の存在が確認できたところで、続いては「もちだんご村」内部の様子について尋ねてみることに。
事前の調査で名前を知った「もちだんご村保育園」なる施設の名前を出すと、担当者は「もちだんご村保育園は2017年より、当社の従業員のための施設として設立された企業内保育所になります」「定員に余裕がある場合は周辺に住む一般の方のお子様の受け入れもしております」と回答を寄せてくれたのだ。
同村には他にも「煎餅と同じ福智山の水を使用した豆腐を販売する豆腐工房」「工場直売店で焼きたてのお焼きも提供する直方本店」「春はチューリップ、秋はコスモスが咲く花苑」「自社製麺を使ったうどん店」といった施設があるそうで、やはり食品関係に力を入れていることが伺える。
■100年に渡って維持された「餅への思い」
1929年(昭和4年)の創業となるもち吉は「餅を愛し、餅一筋に生きる」という経営理念のもと、現在までこだわりの国産米と福岡県福智山系の良質な水を使用して米菓を作り、販売してきた実績のある企業。
同社を代表する商品について尋ねると、担当者は「『餅のおまつり』です。国内産のコシヒカリを使用し、厚みがあるもののふっくらサクサクの食感に仕上げています」と即答してくれたのだ。
「もちだんご村」という名前が誕生するきっかけとなった「サンプル送付」の際にも採用していたとのことで、同商品に対する強い自信が感じられる。
また、同社内でも前出の「さかなかもしれない」さんのツイートをチェックしていたようで「今回反響のあったツイートに写っていた『いなりあげもち』も人気商品です」「出汁の染みたお揚げにもち吉自慢の杵つき餅を詰めてレンジで温めて頂くだけで、おもちのもっちり感とお揚げの出汁がじゅわっと口の中に広がる、絶妙なハーモニーが楽しめます」とも笑顔で語ってくれたのだ。
もち吉の商品に舌鼓を打つ際は、ぜひパッケージの情報にも目を通してみてほしい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)