ピザハットの「前代未聞ピザ」がやみつきになるウマさ まさに未知の領域…
ピザハットから新しく発売された「ごはんピザ」。食べてみると衝撃を受けて…。
小麦粉を薄く伸ばした生地に様々な具材やソースを乗せて食べるピザ──。生地は大きく「サクサク」か「もちもち」の2つに分けられる。
この度、ピザハットから新たに発売されたピザの生地はそのどちらにも分類できない。これまでの常識を覆す米が使われた「ごはんピザ」だからだ。「未知すぎる」ピザを食べてみると…。
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■3種類から選べる
22日、ピザハットから国産米100%のライス生地を使用した「ごはんピザ」が発売された。直径約7.5センチの生地に、ゴーダチーズ・トッピング・ソースを乗せてオーブンで焼き上げた商品だ。
味は和風、欧風、米国風の3種類。和風セットは「焼肉牛カルビ」「てりやきチキン」「明太マヨしょうゆ」、欧風セットは「イベリコ豚とバジル」「海老とオマールソース」「ミラノ風ソーセージ」、米国風セットは「ガーリックシュリンプ」「バーベキューポーク」「ペパロニラバー」という組み合わせだ。
店頭では、いずれかの種類のごはんピザ3つとハットフライポテト、ナゲット2個を箱詰めにした一人用のピザセット「ごはんピザMY BOX」として販売されている。価格はデリバリーが1,350円、持ち帰りが1,000円(いずれも税込み)。
■外側に人生初の文字が…
ハンバーガーのバンズの代わりにライスを使った「ライスバーガー」は食べたことがあるが、「ごはんピザ」は未知の領域である。「未知の世界」に入るため、8月中旬都内のピザハットで「ごはんピザMY BOX」を注文した。
どれも魅力的で心惹かれたが、やはりご飯といえば「和」だと思い和風をチョイス。商品を受け取ると、ボックスには「国産米100%」という文字が印字されていた。
冷静に考えると、ピザを頼んでこのワードを目にすること自体初めてである。家に持ち帰って「ごはんピザ」を食したところ、衝撃が走るのであった…。
■「ごはんピザ」を食べてみた
ソースや具材の配置など、見た目は普通のピザと変わらない。やはり口にしないと違いは分からない。
まずは、「焼肉牛カルビ」からいただく。下に敷かれたライス生地はカリっとした食感で、おにぎりとも違うし、ライスバーガーとも異なる感覚だ。
やや濃いめに味付けされた牛肉とチーズとの相性も抜群。牛肉もジューシーで堪らない…。
続いて、「てりやきチキン」を頬張る。こちらはやや甘めのタレで味付けされており、ライス生地とよく絡む。
理屈で言うとご飯を食べているのだが、不思議とご飯を食べている感覚にはならない。あくまでピザを食べている感覚なので不思議である…。
■明太マヨとの相性が最高
最後に「明太マヨしょうゆ」を食べたのだが、個人的にはこれが一番美味しかった。たっぷりのチーズに明太マヨ、そしてカリカリのライス生地…。これらが絶妙に絡み合い、食べる手が止まらなかった。
もともと、ご飯と明太マヨの相性が最高なのは説明不要であろう。ピザになっても、このコンビネーションは崩れないようだ。
記者は大食いだが、ごはんピザ3枚、ポテト、チキンナゲットのセットはちょうど良かった。「ごはんピザ」のインパクトが強すぎて見落としていたが、これだけ盛りだくさんで1,000円は安すぎるぞ…。
今回ピザハットが「ごはんピザ」を始めたのは、小麦価格の高騰を受けて安定的に確保できる国産米に注目したため。これを機に、「ごはんピザ」のラインナップも充実してほしい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)